中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA武豊でレコードデビュー勝ちモンファボリ弟が「4億」の超高額で落札! 「相乗効果」で姉の函館2歳S(G3)制覇に追い風

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13日、苫小牧市ノーザンホースパークで行われた日本最大の競走馬のセリ・セレクトセール2020でフォエヴァーダーリングの2019(牡)が4億円の超高額で取引された。

 

 近親の活躍が落札額に大きく影響するセリで姉モンファボリ(牝2、栗東須貝尚介厩舎)はデビュー戦をレコード勝ち。その宣伝効果は抜群だったといえるだろう。Frankelを父に持つ姉から弟の父が、昨年亡くなったディープインパクトに替わったことも落札額が高騰化する原因となったかもしれない。

 

 残された世代が少なく貴重なディープインパクト産駒というだけあって、瞬く間に高額での争いとなったが、最終的に「ダノン」の冠名で有名な(株)ダノックスが競り落とした。数時間後に5億1000万で落札されたソーヴの2019に更新されたものの、落札時には1歳セリ史上の最高落札額となっていた。

 

 何といっても姉モンファボリが、デビュー戦で残したインパクトが強烈だ。好スタートから素早く先頭に立つと、鞍上の武豊騎手は手綱を緩めることなく馬なりで快走。直線では2着馬に5馬身差をつける圧勝劇だった。

 

 勝ち時計の1:08.7は函館芝1200メートルのレコードのオマケつき。2016年にレヴァンテライオンが、函館2歳S(G3)で計時した1:09.2を、デビュー戦でいきなり0.5秒も更新したのだから恐れ入る。前半600メートルを33秒7で飛ばされては、後続になすすべもなかったのも納得である。

 

netkeiba.com』の想定オッズでもモンファボリは単勝1.4倍と圧倒的な1番人気が濃厚となっている(13日現在)。そんな「大物」を姉に持つフォエヴァーダーリングの2019への期待が高くなるのは当然だろう。

 

「父がFrankelのモンファボリはデビュー戦の走りからもスピードが勝ったタイプで、将来的には短距離で活躍しそうな雰囲気がありますが、それに対して弟は父がディープインパクトに替わっただけに、マイルから中距離でも活躍が期待出来そうです。

 

血統的に目についたのは母系に流れるローミンレイチェルの名前です。同馬の代表産駒は、O.ペリエ騎手とのコンビで2004年の秋の古馬3冠を達成した名馬のゼンノロブロイがいるようにある程度の距離をこなせる血統的な背景もあります」(競馬記者)

 

 4億円馬となった弟はその落札額に見合う活躍ができるだろうか。

 

 デビューの日を楽しみに待ちたい。