中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA有観客再開は新潟開催から!? コントレイル3冠挑戦は客入れのために、ファンの協力は必要不可欠か

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10日、多くのファンが待ち望んでいたプロ野球がついに「有観客」での試合を行った。客席の間引きなど感染防止対策が実施された球場で、多くのファンが歓喜に沸いた。これは政府がイベント開催制限を緩和したことで、5000人以内での開催が可能になったことが再開の要因である。

 

 同日、Jリーグでも有観客での試合再開なった。ウィズコロナでの興行再開は、今後の日本経済を回すうえで重要なことになるだろう。

 

 そして競馬界で先陣を切って有観客開催を行ったのが、北海道のばんえい競馬だ。11日から客入れを再開し、すでに3日間の開催を無事に終えている。それに続いて12日から岩手競馬も客入れを再開。競馬場を訪れたファンからは「テレビで見るより、現地で見るのが1番」と喜びの声が上がっている。

 

 地方競馬で徐々に有観客開催が再開となると、期待されるのが中央競馬だ。

 

 先月22日の記者会見でJRAは、9月に始まる秋競馬までに競馬場への入場再開を目指すことを発表しており、先週末からはウインズの一部が制限付きでの営業再開をしている。

 

「関係者の間では新潟開催から段階的に客入れを行うという噂も聞こえてきます。野球やサッカーなどもソーシャルディスタンスを取るなどの対策を徹底して再開しているので、それに準じての開催となるのではないでしょうか。まずは間隔を開けた指定席だけの販売になりそうです。

 

県を跨ぐ移動も解除されていますし、22日からは『Go Toキャンペーン』も始まるので、経済的な観点やコロナとの共存という点から問題ないと捉えているようですね」(競馬記者)

 

 先週末に営業再開された一部のウインズは2日間で8535万円を売り上げ、利用者は計6793人だった。インターネット投票が普及したとはいえ、まだまだ現金での馬券購入しているファンが多いのは事実。JRAとしても、有観客開催となれば更なる売上アップが見込めるのではないだろうか。

 

 だが、有観客再開に向けて不安も残っているようだ。

 

「先週から馬主には競馬場での馬券発売が再開しました。その結果、レース観戦中に大きい声を出して騒ぐ馬主の関係者もいたという話も聞こえてきます。観客を入れるとなると、しゃべらず静かにレース観戦をしてくれるか不安があるのが正直なところです。

 

今は感染者がどんどん増えている状況だけに、世間の目もかなり厳しいはず。もし、メディアでマイナスイメージとなるような報道がされると、最悪は中止なんて声が出てもおかしくないですからね」(別の記者)



実際に、新型コロナウイルス感染者数は増加傾向にあり、Go Toキャンペーンにも不安な声が上がっているぐらいだ。この状況下での再開はリスクがあることは間違いないだろう。

 

 だが、秋にはコントレイルとデアリングタクトの3冠がかかる菊花賞(G1)と秋華賞(G1)など、注目レースが目白押し。このレースはファンに生で観戦してほしいというJRAの想いもあるはずだ。そのため、先に有観客開催を行っている地方競馬の動向を注視しているのではないだろうか。

 

 果たしてその足掛かりとなる有観客開催のスタートは、25日の新潟で実現するだろうか。