中年太郎の競馬ニュースまとめ

ギャンブル速報&ニュースまとめの中から競馬関連を抜粋した内容のみ投稿をしていきます!

JRA武豊「これはレコードちゃうか?」函館2歳S(G3)「前走圧勝」天才が惚れ込むモンファボリ、意外なアノ人もレースを見守る!?

19satsuki_padokku_takeyutaka02

18日(土)、函館競馬場で2歳世代にとって最初の重賞となる函館2歳S(G3)が開催される。世代最初の重賞ウィナーの行方に注目が集まる。

 

 その中でも、1番人気の支持を集めることが濃厚なのはモンファボリ(牝2歳、栗東須貝尚介厩舎)だ。



 函館芝1200m戦でデビューしたモンファボリ。好スタートを切ってハナに立つと、前半3ハロンを33秒7のハイペースで通過した。最後の直線では後続に差を広げる一方で、最終的には5馬身差の圧勝。勝ち時計の1分8秒7は2歳レコードを0秒5も更新した。鞍上の武豊騎手が一度もムチを入れていないことは、さらなる能力の高さの裏付けとなるだろう。

 

 また、父フランケルは欧州で14戦14勝の伝説的名馬である。現役時代、1400m~2100mで勝利しており、スピード自慢の馬だっただけに1200mも守備範囲だろう。洋芝適性についても不安は全くないはずだ。これは既に函館2歳Sと同条件の新馬戦を勝っているモンファボリにとって、補足情報程度でしかないかもしれない。

 

 16日、武豊騎手は自身のホームページの日記を更新し、モンファボリについて言及している。

 

「乗っていても、これはレコードちゃうか?という体感があったほどで、本当に走りが軽い馬。体重は412でしたが、こちらは体感がブレていて、430キロぐらいと思っていました。将来性込みで楽しみな馬です」

 

 体感でレコード走破を感じ取ったのはさすが名手だ。その一方、馬体重を重く感じたのは412キロの小柄な馬体以上にスケール感があるということだろう。武豊騎手が将来性込みで楽しみというだけに、期待せずにはいられない存在だ。

 

 武豊騎手の函館2歳S(当時、3歳S)制覇と言えば、1997年のアグネスワールドが思い出される。同馬はスピードを武器に直線コースを得意とし、フランスのアベイ・ド・ロンシャン賞(G1)、イギリスのジュライC(G1)を制した。モンファボリがフランケル産駒ということを考えれば、同じ道を歩んで父の故郷で大暴れすることもあるかもしれない。

 

 そして、馬主であるサンデーレーシングの関係者と並ぶほどレースに熱い視線を送っている人がいるのではないだろうか。



「先日のセレクトセールでモンファボリの弟が4億円でダノックスに落札されました。父ディープインパクトという点が異なりますが、函館2歳Sには注目しているはずですよ。

 

母フォエヴァーダーリングの仔はモンファボリしかデビューしていないため、ここで圧勝すれば弟に4億円以上の価値を見いだせるかもしれません。しかし、惨敗するようなことがあればモンファボリのみならず、弟にも不安がよぎりますね。それだけダノックスにとっても、重要な1戦なのではないでしょうか」(競馬記者)

 

 多くの関係者が注目しているモンファボリ。新馬戦で見せたパフォーマンスを披露すれば、“確勝級”とも思える存在だけに圧巻の走りに期待がかかる。