中村翔平(27=福岡)は、異色の経歴の持ち主だ。高校時代には鹿児島実業野球部で甲子園の土を踏んだ。その後、やまと学校(現ボートレーサー養成所)に進んだが、身体の成長が止まらずボートレーサーは断念。その後、警察官になったものの、叔父に瓜生崇智がいた縁もあって、今度は競輪選手を目指した。ボートレーサー、警察官、競輪選手とすべての試験を合格したのは驚異だが「努力すれば何でもできるもんです」と胸を張った。

チャレンジデビューとなった前走は準決敗退。初の決勝進出が当面のノルマだ。「1つ1つのレースに全力を出して、結果につなげたい」。まずは1R、お手並み拝見。