中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA「WIN5」は令和初キャリーオーバー! 15番人気アドマイヤジャスタ、最低人気メイケイダイハードの大波乱……カギを握った「最後の1票」はアノ馬だった

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19日のWIN5は的中者がおらず、令和初のキャリーオーバーとなった。4億6409万1040円が次回(7月26日)へ繰り越されることになった。WIN5が的中者なしでキャリーオーバーとなったのは、昨年の3月3日以来。このときは7番人気(武庫川S)→14番人気(総武S)→5番人気(太宰府特別)→13番人気(大阪城S)→8番人気(弥生賞)の決着。

 

 この日のWIN5も大波乱の連続だった。

 

 1つ目の対象レース阪神10RオークランドRCT(3勝クラス)を幸英明騎手の8番人気アバルラータが勝利しての幕開け。2つ目の対象レース福島10R横手特別(2勝クラス)こそ木幡巧也騎手の3番人気オーケストラが勝ったが、人気の集中していた1番人気ロンゴノットが2着に敗れたことにより、早くも高配当必至の展開になった。

 

 3つ目の対象レース函館記念(G3)は上位人気馬が総崩れ。混戦を制したのは吉田隼人騎手の15番人気アドマイヤジャスタ。2着にも13番人気ドゥオーモが入って3連単は343万円と荒れに荒れた。この大波乱により、残存票は一気に減って156票となった。

 

 4つ目の対象レース中京記念(G3)も大波乱。京都競馬場の改修の影響で例年の中京ではなく、阪神開催となったハンデ重賞を酒井学騎手の18番人気メイケイダイハードが差し切り勝ち。18頭立ての最低人気だった同馬の単勝オッズは163倍の単勝万馬券。二桁人気馬が連勝したことで、ネットでもキャリーオーバーを期待する声が一気に増えた。

 

 しかし、世の中にはとんでもない“猛者”がいたものである。なんと1票の残存票が残っていたのだ。

 

 残存票が1票ということは、すなわち16頭立てのレースで、ただ1頭しか票が残っていないことを意味する。大波乱続きのレースを生き延びて来た最後の1票はどの馬に入っているのか。

 

 5つ目の対象レースは福島テレビオープン(OP)。丸山元気騎手の2番人気トゥラヴェスーラがハイペースを2番手から抜け出して完勝。今回対象となった5つのレースで「最も堅い」決着となり、最後の1票が的中したのかどうかにも大きな注目が集まった。

 

 そして、競馬ファンが固唾を飲んで見守った結果は無念の「キャリーオーバー」。競馬メディア関係者のSNSアカウントによると、どうやら最後の1票は9番人気のデザートストームだったようだ。

 

「15番人気、18番人気と大穴を連続して拾っているだけでも凄いのは間違いないです。このまま的中していれば4億6409万を独り占めできた訳ですから。最後の最後で大魚を逃がした人の心中を察すると相当な落胆でしょう。

 

とはいえ、WIN5の場合は4つまで拾えても5つすべて当てないと的中扱いにはなりません。人生が変わるほどの大金だっただけに、もしも自分が同じ立場だったらと考えるとゾッとしますね」(競馬記者)



 また、繰越となったことで、来週のWIN5の売上は大幅増が見込まれそうだ。最近発生したキャリーオーバーの翌週は、昨年3月の弥生賞のときに6億→23億、18年の有馬記念のときは8億→34億と数倍にも膨れ上がった。

 

 過去の傾向としてはキャリーオーバーの翌週は比較的堅い決着が多いともいわれている。

 

 普段はWIN5を買わない人もこのビッグウェーブを見逃す手はないかもしれない?