コントレイルに見るディープ黄金配合!? POGファン必見の貴重なマイナー血統に注目!!

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 昨年の東京スポーツ杯2歳S(G3)で2着、今年のきさらぎ賞(G3)3着、毎日杯(G3)でも2着と、安定した走りでPOG(ペーパーオーナーゲーム)期間内の本賞金を加算したアルジャンナ。

 

 その後、ダービーでは最下位の18着に敗れたものの、POG的には十分合格ラインと言える活躍を見せた。

 

 そのアルジャンナの全妹であり、POGでも注目の的となっている松永幹夫厩舎のトレデマンド(牝2歳、父ディープインパクト、母コンドコマンド)が、8月1日の新潟5R(芝1800メートル戦)に、鞍上M.デムーロ騎手で出走予定だ。

 

 兄はセレクトセールで1億7000万円(税抜)と高額落札されたが、その全妹である本馬はサンデーサラブレッドクラブにて募集。同クラブの牝馬では世代2番目の総額7000万円(1口175万円)と高い値が付けられた。

 

「3月中旬の段階では、関係者が『完成度では一歩抜けている印象』と言っていましたし、母方の影響で仕上がりは早そうですね。兄のアルジャンナに引き続き良い出来なのは間違いなさそうですし、完成度の高さで初戦からやれるんじゃないでしょうか?」(競馬記者)

 

 父ディープインパクトのポテンシャルは言わずもがなだが、母のコンドコマンドも米2歳G1勝ちの実績馬。デビュー戦を2着に12馬身差で大差勝ちすると、2戦目のスピナウェイS(G1)では2着に13馬身半差をつける圧勝劇を演じた馬である。

 

 母の父ティズワンダフルも米2歳重賞勝ち馬であるが、これらの完成度の高さは母父父であるティズナウ(2000年の米年度代表馬)から来ているものであろう。

 

 ディープインパクトのニックスと言えば「ストームキャット」が有名ではあるが、ティズナウの系統(インリアリティ系)もストームキャットと同じように「仕上がりの早さ」が売りの米国血統だ。

 

「日本でもカルストンライトオサニングデールを出したインリアリティ系だから、スピードとパワーがありそうだよね。ディープインパクトに合うとは思うけど、遡ればゴドルフィンアラビアンに行き着く貴重な血統。それだけでも注目ですよ」(同)

 

 そんなマイナーな血統ではあるが、昨年のダービー馬コントレイルの母母父も実はティズナウと、今インリアリティ系が密かな注目を集めている。

 

 日本のデビュー済み競走馬で、3代内種牡馬としてティズナウを持ったディープインパクト産駒はコントレイルとアルジャンナのみ。

 

 ディープインパクト産駒以外では、母にタイタンクイーンを持つギルデッドミラー(父オルフェーヴル)、ミラアイトーン(父ロンロ)、ストロングタイタン(父リーガルランサム)らが母父ティズナウとして活躍している。



 だが、現1歳であるそれら兄妹の弟(タイタンクイーンの2019)には、父にディープインパクトが選ばれており、セレクトセール2019にて当歳セッション最高額の4億7000万円(税抜)で近藤利一氏が落札。

 

 出来が良かったのは勿論、ディープインパクトとティズナウの配合に魅力を感じた事も一つの要因だったに違いない。



 今週登場予定のトレデマンドも、母方に貴重なティズナウの血を受け継いだディープインパクト産駒。

 

 早くから動けそうな血統なだけに、クラシックでの活躍を期待したい。