JRAアーモンドアイ、デアリングタクトから大金星狙う!? 新潟に新たな注目レースが新設! 早くもエリザベス女王杯(G1)の前哨戦として注目される理由
発表された内容は11月に行われるジャパンC(G1)が第12レースでの実施となること、今年キタサンブラックの顕彰馬選出を記念して10月31日の東京10Rに「顕彰馬選定記念 キタサンブラックメモリアル」が行われることなど。
また、5つのオープン競走の新設も発表されており、その中でも最も注目を集めるレースとなりそうなのが、新潟牝馬S(OP)だ。
10月24日、新潟芝2200m(3歳以上牝馬限定)で行われる新潟牝馬S。3週間後の11月15日に阪神競馬場で開催されるエリザベス女王杯(G1)と同じ距離で行われるため、前哨戦としての役割を果たすことが想定される。
「これまで牝馬限定重賞として2200mで行われるレースはエリザベス女王杯だけでした。2200m以上でも3歳限定のオークス(G1)だけなので、実質的にはエリザベス女王杯が牝馬限定戦の最長距離というわけです。
牝馬にとって2200m以上を経験する機会は少ないため、前哨戦となる府中牝馬(G2)の勝ち馬でも、400mの距離延長が堪えて本番では敗れることは珍しくありませんでした。新設される新潟牝馬Sは距離適性を計る上で、貴重なレースとなりそうです」(競馬記者)
過去10年のエリザベス女王杯の勝ち馬を見ると、府中牝馬S組が最多の4勝。最も直結するレースと呼べるかもしれない。だが、同レースを優勝して挑んだスカーレットカラーやホエールキャプチャは、2000m以上で連対経験のなかったことも影響したのか、掲示板すら外してしまうという結果に終わっている。
●前走別、エリザベス女王杯成績
オールカマー組の成績が突出しているが、サンプル数は少ない。また、混合重賞に出走する牝馬のため、実力上位という側面があるかもしれない。だが、2014年には3番人気ラキシス、15年には6番人気マリアライトが勝利していることから、オールカマー組が断然人気馬というわけではない。
つまり、前走からの距離延長よりも、同じ距離で挑む臨戦過程の方が好走に繋がりやすいと考えることに一定の説得力はありそうだ。となると、新設される新潟牝馬Sが2200mということは、エリザベス女王杯に直結する前哨戦として期待出来そうである。
10月に行われる第1回新潟牝馬Sには大いに注目しておきたい。