JRA小倉記念(G3)「絶好調」武豊騎手が今年も小倉に参戦! 「4200勝」「日本レコード」勢いに乗って、本格化ランブリングアレーを重賞初制覇に導く!?
3歳時はフラワーC(G3)3着があったものの軌道に乗ることができず、4歳になった今年、ようやく本格化してきた。2連勝でOP入りした今回、いよいよ重賞制覇へチャレンジする。
9日の札幌7Rで1番人気ドゥラモットを勝利に導き、史上初、前人未到の4200勝を達成。レース後、引き上げてきた武騎手を最初に出迎えたのはC.ルメール騎手で、「勝ちすぎ」とイジると、これに対して武騎手は「あなたがいなければもっと早く勝てた」とツッコミを入れていた。
現在の岩手競馬は、新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに沿い、制限をしながら観客を入れている。久しぶりに観客を前にしての勝利ジョッキーインタビューで「久しぶりのお客さんの前のレースだったので、馬の方は落ち着いていたんですが、僕が緊張しました」とファンを和ませた。
いま波に乗っている武騎手が、今年も小倉競馬に参戦してくる。急成長を遂げているランブリングアレーは、この武騎手の勢いにも乗って、重賞初制覇を一気に決めたいところだろう。
一見すると不利に思われがちですが、これはJRAのハンデキャッパーがランブリングアレーの能力を高く評価している表れだと思います。
今回騎乗する武騎手は、小倉記念通算4勝で現役最多であり、得意とするレースです。最近では2018年のトリオンフで勝利しており、陣営としては心強いジョッキーです」(競馬記者)
ランブリングアレーを管理する友道調教師は、『週刊ギャロップ』によると「放牧を挟んでここを目標に順調にきています。ようやく軌道に乗ってきたし、もともと素質を感じさせていた。開幕週の馬場というのもいい」と語っており、陣営の準備はほぼ整っているようだ。
いまだにJRAは無観客競馬が続くが、武騎手はいつか観客の前でレースができる日までモチベーションを落とさず、今週も競馬を見せてくれることだろう。得意の小倉記念でランブリングアレーに重賞勝ちをプレゼントすることができるか、武騎手の手綱捌きに注目だ。