JRAコントレイルから逃亡!? セントライト記念(G2)に豪華メンバー集結でアノ馬の動向に注目集まる
近年、このレースをステップに菊花賞に出走した馬から、昨年は8番人気サトノルークス、17年は10番人気クリンチャーがそれぞれ2着、15年は6番人気キタサンブラックが優勝している。菊花賞で穴を出しているだけに見逃せないレースとなりそうだ。
その一方、春のクラシック2冠を無敗で制したコントレイルの存在も大きい。3冠の期待が高まる同馬が神戸新聞杯(G2)からの始動を予定していることもあり、例年以上に豪華メンバーが集まった。
現在、セントライト記念に出走を表明しているのは、日本ダービー(G1)3着のヴェルトライゼンデ、皐月賞(G1)3着のガロアクリーク、同4着のウインカーネリアン。他にもラジオNIKKEI賞(G3)優勝のバビット、弥生賞(G2)優勝のサトノフラッグ、青葉賞(G2)2着のヴァルコス。
そこで気になるのはサリオスの動向だ。圧倒的な力を見せたコントレイルの前に、皐月賞、日本ダービーで連敗を喫したとはいえ、世代NO.2の評価は揺るぎない。秋の始動戦がどのレースとなるのかにも大きな注目が集まるだろう。
皐月賞で半馬身だったコントレイルとの着差は、距離が400m伸びた日本ダービーで3馬身に広がった。勿論、これまでの陣営のコメントからコントレイルにとっても、スタミナを要する菊花賞は歓迎ではないだろうが、サリオスはそれ以上に不安が付きまとう。
力はある馬ですし、マイルから中距離路線でG1を目指すのがいいかもしれません。ただ、ノーザンファーム出身の馬ですから、どのレースに使うかは慎重にならざるを得ないでしょう」(競馬記者)
いずれにしてもサリオス陣営にとっては、大いに悩める秋となりそうだ