中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA「第2」のダノンファラオは入手困難!? 米国セリ市が日本セレクトセール「1.5倍」662頭の大渋滞……アメリカンファラオ産駒が超レアに?

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 先日、9月9、10日の2日間に米ケンタッキーで行われる『2020セレクテッド・イヤリング・ショーケース』の上場馬カタログが解禁となったものの、その上場馬の「数」がちょっとした話題になっている。

 

 今回上場を予定している産駒は、何と2日間合計662頭。日本最大の競走馬セリ市として「世界最大級」といわれるセレクトセールでさえ、今年の上場馬が475頭なのだから、その“異常さ”が窺い知れる。

 

「米国では新型コロナウイルスの影響で、今年のイヤリング・セールが尽く中止に。大規模なセールとしては今年最初の開催となるだけに、上場を見送ってきた馬たちが今回に殺到しているようです。

 

ただ、やはり上場数にも限界があるだけに662頭でも厳選されているとか。同じく2日間開催の日本のセレクトセールでさえ、朝から晩までずっとセリが行われているイメージですから、約1.5倍の数で果たして2日で捌き切れるのか……。主催者サイドの手腕に注目ですね」(競馬記者)

 

 実際に、新型コロナウイルスの死亡者が16万人を超える米国では7月の『ジュライ』や、8月の『サラトガ』『ニューヨーク産イヤリング』といった大規模なセリ市が軒並み中止になった。

 

 今回、どうにか開催に漕ぎ着けたのは不幸中の幸いだが、幼駒が殺到した結果、史上最大級の良血馬たちが上場を待っている状況だという。

 

 無論、これは外国産馬に関心を持つ日本の馬主にとっても、限られたビッグチャンスに違いない。

 

 特に2015年の米国三冠馬アメリカンファラオの産駒は今年、ダノンファラオがジャパンダートダービー(G1)、カフェファラオがユニコーンS(G3)を圧勝するなど、日本のダート戦線で大きな存在感を放っているだけに、日本のバイヤーから極めて高い関心が寄せられているという。

 

「問題はどうやってセリに参加するかです。というのも、米国の新型コロナウイルス事情は極めて深刻で、入国後はまずホテルなどで14日間の隔離。日本に帰国した後も同程度の隔離期間が必要になってくることもあって、日本のバイヤーにとっては非常に高いハードルとなっています。上場カタログが公開されたのはつい先日ですが、日本からでは今から動き出してもギリギリといったところでしょうね」(別の記者)

 

 関係者の間では、現実的には現地のバイヤーと連携するしかないと言われている今回の『2020セレクテッド・イヤリング・ショーケース』。注目のアメリカンファラオ産駒を筆頭に、果たしてどれだけの良血馬が日本へ参戦できるのか。

 

 今年ばかりは、例年以上に厳しい争奪戦となりそうだ。