中年太郎の競馬ニュースまとめ

ギャンブル速報&ニュースまとめの中から競馬関連を抜粋した内容のみ投稿をしていきます!

JRAコントレイルに続くクラシック候補……!? 前田晋二氏が送り出す「キズナの甥」はダートの大物候補か!?

19tousupo_fuchuda-to

 22日(土)新潟5レース(ダート1800m戦)で、ガラティーン(牡2歳、栗東中竹和也厩舎)がデビュー予定だ。

 

 オーナーは前田晋二氏で、今年のダービー馬「コントレイル」の馬主でもある。

 

 前田晋二氏と言えばノースヒルズ代表・前田幸治氏の弟であるが、ノースヒルズ生産馬は「所有者」によって成績が大きく異なるという特徴がある。

 

 昨年JRAに登録されたノースヒルズ生産馬は51頭。ノースヒルズ名義での所有が36頭に対し、前田一族名義で所有するのは9頭とかなり少ない。

 

 しかし、収得賞金1000万円以上の大きな活躍を見せたのは、絶対数の少ない後者なのである。

 

コントレイル(東京スポ杯2歳S、ホープフルS皐月賞、ダービー)

 

コルテジア(きさらぎ賞
チェーンオブラブ(フェアリーS2着)

 

前田幸貴氏
ビアンフェ(函館2歳S、葵S)
アブレイズ(フラワーC

 

※キメラヴェリテ(北海道2歳優駿、若葉S2着)は加藤誠氏が所有

 

「ダービー馬のオーナーになることは一国の宰相になることより難しい」などと言うのが競馬ファンの古い言い草であるが、特に2013年のキズナに続き、今年のコントレイルで2回目のダービー制覇を成し遂げた前田晋二氏の勢いは、POG(ペーパーオーナーゲーム)ファンならずとも無視はできないものとなっている。

 

 今年のダービー馬コントレイルは牡馬3冠へ向けて神戸新聞杯での復帰を予定しているが、その陰で2歳馬の来年へ向けた戦いも既に始まっているのは周知の通り。

 

 前田晋二氏が所有する2歳馬で最初のデビューとなるガラティーンは、父ルーラーシップ、母父ブライアンズタイムという血統背景。見た目には芝でも活躍できそうな血統ではある。



だが、ブライアンズタイムは晩年の産駒がダートでの活躍が多い事を考えれば、今の芝ではスピードが足りないという懸念があるのも確かだろう。本馬の兄、カルムパシオンがダートで活躍した事などを考えても、ひとまずダートからというのは十分に考えられる選択肢と言えそうだ。

 

 前田一族のダート活躍馬として思い出されるのが、前田幸治氏が所有したアウォーディーで、父ジャングルポケットに母父がサンデーサイレンスという血統。父がトニービンの血を持っており、母がヘイルトゥリーズン系という大きい括りでは似ているとも言えなくはない。

 

 むしろ、父にキングカメハメハ系のルーラーシップ、母父がヘイルトゥリーズン系でもブライアンズタイムという事を考えれば、ダート適性はこちらの方が高そうに感じるぐらいだ。

 

 本馬が目指すのはアウォーディーか、それとも……今後の動向にも目が離せない1頭となりそうだ。