中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA「解散予定」角居厩舎の良血馬の転厩が明らかに!? 気になるのはウオッカのラストクロップの行方……

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 来年2月で解散することが決まっている角居勝彦厩舎。これまでに多くのG1馬を輩出してきた名門厩舎は、現在もサートゥルナーリア、キセキといったG1馬を管理している。

 

 サートゥルナーリアといえば、母が日米オークス馬のシーザリオ、兄にエピファネイアリオンディーズというG1馬を持つ超良血馬。このすべてを管理したのが角居厩舎である。シーザリオを鍛え上げた手腕は、その仔もG1馬へと育て上げたのだ。

 

 だが、そんな角居厩舎も解散が決まっているため、サートゥルナーリアをはじめとした管理馬は半年後に転厩を迫られることになる。そんな中、1頭の良血馬が転厩予定であることが明らかになった。


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 19日、『デイリースポーツ』は小倉記念(G3)で12着に敗れたタニノフランケル(牡5歳)が栗東村山明厩舎へ転厩予定であると報じた。

 

 タニノフランケルの母はG1・7勝を挙げた名牝ウオッカ。その第4仔にあたり、父はG1・10勝のフランケルという夢の配合である。重賞では2019年の小倉大賞典(G3)2着が最高着順だが、その血を残してほしいと多くのファンは望んでいるはずだ。

 

 実は、これまでにウオッカの仔は5頭がJRAでデビューしているが、そのすべてが谷水雄三オーナーの所有で、角居厩舎(一時、中竹和也厩舎)の管理馬であった。これはウオッカと同じ黄金タッグである。

 

 そのうちの1頭であるタニノフランケルが村山厩舎へ転厩となるのには、どうやら理由がありそうだ。



現在、谷水オーナーは中央で7頭の競走馬を所有している。その預託先の内訳は、角居厩舎2頭、松田国英厩舎2頭、村山厩舎2頭、吉岡辰弥厩舎1頭。角居厩舎、松田厩舎は来年の引退が決まっているため、最も懇意にしていると思われる村山厩舎にタニノフランケルが転厩となるのは自然な流れかもしれない。

 

「かつて村山調教師は角居厩舎で調教助手として経験を積んでいます。ちょうどその時、ウオッカに携わっているため、谷水オーナーも信頼できる調教師としてお願いしているのではないでしょうか。また、先日の栗東トレセンの火災で最も被害の大きかったのが村山厩舎といわれていますので、激励の意味もあるかもしれませんね」(競馬記者)

 

 そこで、気になるのがウオッカのラストクロップの行方だ。2019年に他界したウオッカには、1歳馬(牝)の第7仔が残されている。偉大な母の最後の仔を管理するのは、責任重大となるだろう。

 

 これまでの流れであれば角居厩舎に入厩するはずだが、そのころにはすでに解散している。今回のタニノフランケルの転厩予定から、村山厩舎所属となる可能性が高まったのではないだろうか。ウオッカに携わった村山調教師が管理するとなれば、ファンも一安心かもしれない。

 

 来年デビュー予定のウオッカのラストクロップからも目が離せない。