中年太郎の競馬ニュースまとめ

ギャンブル速報&ニュースまとめの中から競馬関連を抜粋した内容のみ投稿をしていきます!

大場広孝副支部長「距離の密は避けて話し合いを密に」

前回お届けした福岡支部支部長・川上剛選手の回で“役員”についてのたくさんの反響をいただきました。という訳で、今回は副支部長編。大場広孝選手(38=福岡)にお話を伺いましたよ。
202008240000379-w500_0

--副支部長になった経緯から教えていただけますか?

大場選手 僕はもともと訓練担当とか監査という形で支部の仕事に関わっていたんですけど、4年前の宮崎隆太郎さんが支部長される時に川上(剛)選手の方から連絡があって「一緒に副支部長しないか?」って言われたんです。で、「じゃあ、一緒にしましょうか?」という、単純に声がかかったんで引き受けたというのが経緯ですね。

--副支部長としてどんなお仕事をされていたんですか?

大場選手 (宮崎)隆太郎さんが支部長の時は、まだ副支部長は僕と川上(剛)選手の2人体制だったんで、会議とかにも行くようになって、僕は業務委員会担当になりました。

--業務委員会というのは具体的には?

大場選手 プロペラの問題とか宅配便運用の問題とかそういう業務についての会議がメインですね。

その会議が多い時で(年に)5~6回あって、日程が合えば出席するという形でしたけど、僕も知らないこととかいっぱいあって勉強させてもらいました。

--その2期4年を終えて、ご自身が支部長をやりたいというお気持ちは?

大場選手 あ、ないです!!(即答でキッパリ) 川上(剛)選手をサポートしたかったし、実際、支部長ってほんと大変ですからねぇ。さっきの会議ひとつでも、副支部長に関しては仕事が入っている時は仕事が優先なんですけど支部長はあっせん調整されますし、合同会議とか支部長会議とか会議の数も多い。他にも何かあったらまず支部長から連絡がいきますから、支部長ってほんと忙しいし、その川上(剛)選手をフォローするのが今の僕の役目だと思ってます。

--5月からの新体制になって変わったことってありますか?

大場選手 そうですねぇ。(宮崎)隆太郎さんの時もたぶん、いっぱい大変なこととかもあったと思うんですけど、あんまり言わずに僕らに心配かけない様にしてくれてたんです。けど、今の川上(剛)支部長になってからは体制も変わったんで「どうしたらいい? こうしたらいいんやない? あーしたら?」って5人でよく連絡を取り合うようになりましたね。できるだけいい環境作りができるように、練習環境とか宿舎のこと、レース場のこととかを1人1人がアンテナ張って、何か見つけたらみんなで話して担当が交渉して…という風になっています。

--具体的に何か変わったことはありますか?

大場選手 もともとはレース場に車で行っちゃいけない決まりになっていて、福岡の3場は(車を)止めさせてもらえなかったんですけど、新型コロナ(ウイルス感染拡大防止)のこともあるし、支部長がまず芦屋ボートの局長さんと話してくれて、芦屋の方もすごく協力的に動いてくださったおかげで福岡3場はこれからずっと車で行って止めさせてもらえるようになりました! 僕らからしたら、まだコロナも終息してないですし、旅費が出なくても本当にこれはありがたいんですよね。

--今後、まだまだ変えていきたいことってありますか?

大場選手 こういう状況ですから、空気清浄機とかも置いてほしいなって思ってます。欲を言えば各部屋に1個、せめてみんなが集まる食堂とかには置いてもらえると少しは安心できますし、布団もせんべい布団じゃなくて少しでも体を休められる物だと有り難いですよね。もちろん、いろんな予算もあるでしょうけど、今はとにかく1個1個、何でも変えて欲しいことはどんどん要望を出していきたいと思ってます。

--安心できる環境でしっかり休めることによって選手のパフォーマンスも上がりますものね?

大場選手 そうなんです! あと、練習の環境を整えていくことで若手も育っていくでしょうし、福岡全体のレベルアップにつながると思うんで、練習日をもっと増やして欲しいですね。でも、そのためには選手側もしっかりルールを守ってスムーズに練習できるように指導もしていかなきゃいけないんで、その辺りはマエケン前田健太郎選手)が熱心に練習に行って指導してくれてます。

--しっかり連携が取れてますね。

大場選手 はい。支部長の行動力もすごいですし、それに渡辺(浩司選手)、前田(健太郎選手)、乙藤(智史選手)も増えたことで、みんなで密に話し合いながら進めていきたいと思います。

最後に、「体の距離の密は、今は避けなきゃいけないですけど、話し合いは密で頑張っていきますよ」と笑顔を見せてくれた大場選手でした。

川上選手に大場選手のことをたずねると「まじめで、頼んだことをしっかりやってくれる信頼できる人です」との答え。それを大場選手に伝えると「信用してもらってるなぁっていうのは感じます。もちろんお互いにですけどね。だから、もし、支部長が変なことをしてたら僕が言いますし、僕が変なことをしてたら当然、僕も言われるでしょうし、そういうお互い言い合える仲だと思ってます」とすてきな関係が伝わってきましたよ。

○…今回は地元・福岡支部の若手から戸敷晃美(24=福岡)選手を紹介します。

以前、石川純さんが人となりについて触れてくださいました。芦屋のフレッシュルーキーも2年目に入り、大山千広選手に続くスター候補として期待されています。昨年は、その気持ちの強さが仇となって、フライングを立て続けに3本してしまいました。この影響で今年の復帰は3月となり、B2級レーサーに逆戻りと苦しい状態が続いています。ですが、苦境に立たされても、しっかり成長をしています。

 

柔軟に差しに構えたり、道中で抜いたり、勝ち方にバリエーションが出てきました。スタートだけにこだわらないレースで事故率も順調に下がり、来期の適用勝率(来年1月以降)はレディースオールスターに届きそうなペースです。地元の大舞台に立つため、成長を続けるホープに期待です。【芦屋ボート担当・土居恒久】