12R優勝戦は、シリーズリーダーの深川麻奈美(33=福岡)がインからパワーで圧倒。鮮やかな速攻劇で17年若松ダブル優勝戦以来、通算2度目の優勝を飾った。

ハイパワー14号機は、最後まで力が落ちなかった。進入は枠なりの3対3。深川はインからコンマ05のトップタイミング。慌てることなく落ち着いて、1Mを先取りに成功。バックでは早々と独走態勢を築いた。「以前、下関(19年7月)の優勝戦1枠で駄目だったので、落ち着いて行こうと思いました。全体にいい足で連れて行ってくれました。年に1回、なかなか出会えないエンジンですね。1Mはエンジンを信頼して、きっちり回ることができました」と笑みを浮かべた。

今期からA1級へ昇格。2度目の優勝を果たして、今後の目標は「もっといろんなところを走って、鍛えられて成長したいです」と、さらなる上の舞台での活躍を誓った。深川の次節は、9月2日から7日まで福岡の「G3オールレディース LOVE FM 福岡なでしこカップ」に出場を予定している。