JRA第2のサートゥルナーリア、クリソベリルの馬主に!? キャロットクラブが1歳馬カタログを公開!【一口馬主・注目馬ピックアップ】
今年も新種牡馬の産駒を含め、超豪華ラインアップとなった。
25日、キャロットクラブの公式ホームページ(会員専用ページ)にて、2020年度1歳募集馬カタログが公開された。キャロットクラブといえば、社台系の有名一口馬主クラブ。所属馬はこれまで数々の大レースで活躍してきたが、現役でも皐月賞馬サートゥルナーリアや、ダート王クリソベリルが所属するなど、その存在感が競馬界の中でも際立っている。
そこで今回はその中から、注目株をピックアップして紹介したい。
父ディープインパクトに、母はバレリーナS(G1)など北米で重賞を5勝したヒルダズパッション。半兄のヨシダは芝9ハロン戦のターフクラシックS(米G1)、ダート9ハロン戦のウッドワードS(米G1)を勝利。来年がクラシック最後の年となる、藤沢和雄調教師が管理する予定だ。
父ロードカナロアに、母は桜花賞(G1)を制したハープスター。フランスの凱旋門賞(G1)でも、その年の日本馬最先着となる6着と健闘した名牝である。木村厩舎の看板馬ステルヴィオと同じロードカナロア産駒だけに、産駒の扱いを熟知しているのは心強い限りだ。
父キングカメハメハに、母はオークス(G1)勝ち馬のシンハライト。母は「世代最強牝馬」としての呼び声も高かったが、屈腱炎を発症し早期引退。今週初仔がデビュー予定で、その初戦に注目が集まる。池添厩舎悲願のG1制覇に向け、期待がかかる1頭と言えそうだ。
父キタサンブラックに、母は名繁殖牝馬クリソプレーズ。エリザベス女王杯(G1)、宝塚記念(G1)を制したマリアライト、チャンピオンズカップ(G1)を含めG1・3勝のクリソベリルを出すなど、芝、ダート問わずG1馬を輩出している。新種牡馬キタサンブラックとの配合で、どのような競走馬に成長するのか楽しみだ。
今年は地方馬も含め、全91頭が募集されているが、この他にも紹介し切れない注目馬がまだまだいる。※ディアマイベイビーの19は募集を取り下げ
「馬主」というと敷居が高いように感じるかもしれないが、上記の高額馬以外にも低額馬にも魅力的な馬が多いキャロットクラブ。今年ならサトノアラジン産駒のレインボーソングの19は総額1200万円(一口3万円)とリーズナブルな価格設定だ。
キャロットクラブの場合、入会金に2万2000円を支払い一度出資してしまえば、維持費でかかるのは月会費が3000円(消費税別)と、預託料(1000円程度×所有口数)程度と意外に敷居は高くない。