JRA C.ルメール「泥沼」の21連敗……。 復活の兆し見えた、あの「ライバル」と新潟記念(G3)は人気馬同士のガチンコ対決!
この21連敗の中で、1番人気はなんと14回。こんなルメール騎手をかつて見た事があっただろうか……。
これにはいくつかの要因が考えられるが、一つには終日雨が降った日曜の馬場も影響していそうだ。
ルメール騎手が騎乗する人気馬は、基本的に「スタンダード」な馬場で強い馬である。芝であればキレる瞬発力を持った馬が多く、ダートであればパワーや馬力のある馬だろう。それまでの開催はともかく、日曜に関しては「イレギュラー」な馬場が人気馬を苦しめた可能性も高い。
そうではなくても、札幌は函館と同じく「洋芝」が張られた競馬場である。ただですら重い馬場なのに、雨で馬場状態が悪化した事は不運としか言いようがない。今週は大好きな札幌競馬場を離れて新潟で騎乗予定のルメール騎手。これが良い「リフレッシュ」になればいいのだが、精神面も含め今週の騎乗も心配は尽きないところだ。
日曜の最終では、ハイペースで進んだレースを前半は控える競馬を選択した。3コーナー手前から仕掛け始めると、4コーナーでは馬群を縫って進出。前方とはかなりの距離があったが、ゴール前できっちり捕らえ快勝した。
ジナンボーへの騎乗は昨年の同レース以来となるが、雪辱を果たすチャンスにデムーロ騎手も気合が入っているはずだ。
ここには、ルメール騎手が騎乗する唯一の3歳馬ワーケアも出走予定。どちらも人気を背負いそうな実績を積んできただけに、レースでは熾烈なバトルが繰り広げられそうだ。