20年のグランプリ&クイーンズクライマックス出場への戦いは夏のビッグレースを終え、一気に熱気が増してきた。下関メモリアルで地元SG優勝を飾った寺田祥が賞金4位へジャンプアップ。女子は遠藤エミが今年初Vを飾り、14位へ浮上。反撃ののろしを上げた。(8月30日終了時点)

★グランプリ 寺田祥が、下関メモリアルで悲願の地元SG優勝を飾った。しかも打つ手が全てはまる準完全V。賞金ランクは26位から4位へ一気に浮上。年末のGP当確圏に入った。トップは唯一、1億円を超える峰竜太のまま。メモリアル優出(5着)の吉川元浩が、篠崎仁志を抜き、2位に上がった。同2着の菊地孝平が5位、同3着の新田雄史も9位へ、ジワリ上昇。同6着の白井英治は、順位こそ7位へ下げたが、貴重な賞金を加算した。一方、井口佳典は15位へ下降。メモリアルのフライングで11月のチャレンジCに出場できず、9月からの記念ロードが勝負になる。

★クイーンズクライマックス 多摩川のレディースチャンピオンを含め、今年優勝5回の平山智加が、女子賞金ランク1位に立つ。2位は守屋美穂。多摩川で平山に敗れたが、その後も安定感を保ち、首位との差を詰める。小野生奈が3位、大山千広は平高奈菜を抜き、4位へ浮上。実力者の遠藤エミも反撃態勢に入った。8月の大村ヴィーナスシリーズで、やっと今年初優勝。賞金14位へ押し上げ、ベスト12を射程圏にとらえた。A1級になった深川麻奈美も尼崎オールレディースで通算2度目の優勝。QCへ逆転圏内の18位につける。