住之江ボートのナイターG1「高松宮記念」が、3日から開幕する。

8月のオール大阪「摂河泉」の中止は残念だったが、直前の「日刊スポーツ杯争奪ブルースターカップ ニッカン・コム杯」でエンジン相場は、はっきりした。ネット投票や、場外発売で購入するファンに、お薦めエンジンを紹介しよう。

直前に藤原啓史朗が優勝した59号機は、エース機の称号にふさわしいパワーを発揮した。藤原は「次のG1で誰が乗るのか、楽しみ」と話していた。とにかく行き足から伸びが強烈だ。外枠でも1着を奪う決定力が高い。強気に握っていけば、豪快なまくりを期待できる。G1でも穴をたたき出すのは間違いない。

83号機もダブルエースの一角として期待される。4度の優勝実績が光り、直前の南佑典は優出5着。59号機に比べて伸びはやや劣るが、出足、回り足はそれ以上。豪快なレースを期待できる一方で確実に着を取ることもできる。

5月のSGオールスターで篠崎仁志を優勝へ導いた20号機は、2トップに対抗できる底力がある。住之江攻略に最も必要な回り足が強力なのは見逃せない。

他では、7月に土屋南がデビュー初優勝を果たした58号機は、行き足から伸びが強力。直前に中山将が優出(6着)した80号機は回り足が軽快。17号機は調整が合えば伸びに威力を発揮する。37号機は行き足のパワーを秘めている。注目エンジンを誰が引くか、大いに注目したい。