中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA新潟記念(G3)ワーケアがG1制覇に王手?? そのワケはC.ルメールとのコンビ愛!?

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 6日、新潟競馬場では、夏競馬のフィナーレ新潟記念(G3)が行われる。注目はメンバー唯一の3歳馬、ワーケア(牡3歳、美浦手塚貴久厩舎)だ。

 

 鞍上はもちろんC.ルメール騎手。ワーケアとはこれでデビューから6戦連続のコンビとなる。ルメール騎手の同馬に対する評価はデビュー前から非常に高く、日本ダービー(G1)にも有力馬の1頭として駒を進めた。しかし、3番人気に支持された大一番では8着に敗れた。その悔しさを胸に新潟記念古馬相手に始動する。

 

 気になるのは、秋にどのレースを見据えているかだろう。管理する手塚調教師は、新潟記念後の路線について、『スポーツ報知』の取材に次のように答えている。

 

「ダービーは最後の1ハロンで止まったのが気になっています。血統的にも菊花賞(G1)の3000mは少し長いかなという気もしますが、調教でしぶくなってきているところがあるし、次は今回の内容を見て考えることになると思います」

 

 内容次第ではあるが、次走は菊花賞(G1)も視野に入れつつ、天皇賞・秋(G1)も選択肢の一つになるかもしれない。

 

ルメール騎手が『左回りの方が合う』と手塚師に助言したこともあって、新潟記念での始動となりました。ここを楽勝するようなら、次走は秋の盾に照準を絞るかもしれませんね」(競馬誌ライター)

 

 もしワーケアが天皇賞・秋に向かえば、鞍上は乗り替わりとなってしまう。いうまでもなく、ルメール騎手はアーモンドアイでの参戦が決まっているからだ。そうなると、「ワーケア×ルメール」のコンビはデビューから6戦連続で途切れてしまう。

 

 しかしルメール騎手がワーケアに乗り続けてきた意義は大きい。これまでルメール騎手がデビューから6戦以上連続で手綱を取り続けた馬は9頭を数え、ワーケアが10頭目である。

 

ルメール騎手、デビューからの連続騎乗(6戦以上)】
1位 13 サトノダイヤモンド(G1・2勝)
2位  9 ラボーナ(2勝クラス)
3位  8 フォッサマグナ(3勝クラス)
3位  8 ソウルスターリング(G1・2勝)
5位  7 レイデオロ(G1・2勝)
5位  7 タワーオブロンドン(G1・1勝)
5位  7 メジャーエンブレム(G1・2勝)
5位  7 ロライマ(3勝クラス)
9位  6 トラベリング(2勝クラス)

 

 9頭の名前を挙げたが、その格差に気付いただろうか。9頭中4頭は素質がありながらも、2勝もしくは3勝クラスで頭打ち。残る5頭はG1馬で、うち4頭はG1を2勝している。つまりオープンに昇格した馬は必ずG1を勝っているということになる。

 

 ワーケアはすでにオープンクラスに昇級しているため、新潟記念ルメール騎手とのコンビで出走すれば、これまでの傾向でいくとG1馬になる確率が100%というわけだ。




 ルメール騎手は、血統的にもワーケアに思い入れがあるはず。ワーケアの父ハーツクライは、2005年の有馬記念(G1)でディープインパクトに国内唯一の黒星をつけたことで知られる。そのレースでハーツクライに騎乗し、JRAのG1初制覇を遂げたのがルメール騎手だ。

 

 これまでJRAのG1を12勝しているハーツクライ産駒だが、ルメール騎手とのコンビでは5戦未勝利。ルメール騎手が日本で飛躍するきっかけをつくったハーツクライの仔でG1を制覇すれば感慨もひとしおだろう。

 

 “G1に王手”をかけたワーケアにとって、新潟記念は単なる通過点でしかないだろう。