中年太郎の競馬ニュースまとめ

ギャンブル速報&ニュースまとめの中から競馬関連を抜粋した内容のみ投稿をしていきます!

JRA「武豊×清水久詞」がキタサンブラック旋風再び!? 近親にダービー馬の大物候補で名コンビが「3年ぶり」に大暴れか

19supuringu_takeyutaka03
 今年6月、現役時代にG1・7勝を挙げたキタサンブラックが史上34頭目の顕彰馬に選出された。北島三郎オーナー(名義は大野商事)と武豊騎手のコンビで社会現象を巻き起こし、生涯獲得賞金は歴代1位の18億7684万3000円。名実ともに歴史に残る名馬である。

 

 キタサンブラックの引退から早くも3年が過ぎようとしている。再び、旋風を巻き起こす期待がかかる1頭が今週末にデビューする。

 

 13日、中京5Rの新馬戦(芝2000m)に出走予定のジオフロント(牡2歳、栗東清水久詞厩舎)だ。

 

 かつてキタサンブラックで競馬界を席巻した「武豊騎手×清水久詞調教師」のタッグでデビューするジオフロント。祖母がブロードアピールで、従兄弟にワグネリアンがいる注目の血統馬だ。

 

 兄姉は5頭がJRAでデビューして、全頭が勝ち上がり。これは高い能力を持つ血統であることの裏付けと言えるだろう。また、先週の未勝利戦で従兄弟のヴィルヘルムが勝ち上がっており、勢いもある血統だ。

 

 1週前追い切りは栗東CWコースで6ハロン84秒5、ラスト12秒8をマーク。併せた僚馬(2歳新馬)に半馬身先着しており、乗り込み十分で本番を迎える。清水調教師は「ジワっとエンジンがかかるので、長い距離は合いそう。気性も素直で、折り合いはつくと思う」とコメントしており、デビュー戦から期待が持てそうだ。

 

 だが、「武豊騎手×清水調教師」のコンビは、現在不振が続いている……。

 

 キタサンブラックが引退した2017年の有馬記念(G1)以降、同コンビで30戦するも、わずか1勝で勝率3.3%の体たらくだ。16~17年はキタサンブラックの活躍があったとはいえ、36戦9勝で勝率25%だったことを考えれば寂しい数字である。

 

 さらに清水厩舎はキタサンブラック以降、重賞ウィナーはメールドグラースしか輩出していない。久々に大物が誕生することが待ち望まれている。

 

「清水厩舎の2歳馬の中ではシュヴァリエローズが期待馬でした。しかし、新潟2歳S(G3)で5着に敗れて、今後に暗雲が立ち込めることになってしまいました。その分、ジオフロントにかかる期待は大きくなりそうです」(競馬記者)

 

 かつて武豊騎手はキタサンブラックについて「(騎乗できたことが)騎手冥利に尽きる」と語った。ジオフロントもそんな1頭になることができるだろうか。

 

 まずは新馬戦を無事に勝ち上がることに期待したい。