JRA「大不振」中内田厩舎がまさかの重賞未勝利……連敗ストップをかけるローズS(G2)クラヴァシュドール、リアアメリアの”仕上がり”に注目
アンドラステは岩田望来騎手とのコンビでエプソムC(G3)を4番人気で4着、関屋記念(G3)を1番人気で3着と惜敗。現在、騎手リーディングを独走しているルメール騎手の起用をしたことからも、勝負気配が強かったと思われるだけに残念な結果だったといえるだろう。
クラヴァシュドールは桜花賞(G1)を4着、リアアメリアはオークス(G1)を4着と、いずれも春のクラシックであと一歩の成績に終わったものの、2歳時から高く評価されてきた馬だ。無敗の女王デアリングタクトがローズSを使わず、秋華賞(G1)に直行することが発表されただけに、前哨戦となるここで結果を出しておきたい。
また、注目したいのは2頭のこれまでの臨戦過程だろう。
クラヴァシュドールはマイナス体重で出走したチューリップ賞(G2)で2着に好走。桜花賞ではレース中に大きく後退する不利がありながらも4着に入ったものの、3番人気に支持されたオークスでは15着と大敗を喫した。
「前哨戦から仕上げたクラヴァシュドールはチューリップ賞、桜花賞と好走しましたが、オークスでは惨敗。リアアメリアの方は直行した桜花賞では結果が出ませんでしたが、休み明けを使われたオークスで4着と好走しています。
昨年のローズS馬ダノンファンタジーも中内田厩舎を代表する1頭だが、休み明けの阪神牝馬S(G2)をプラス22キロで出走し、ヴィクトリアマイル(G1)ではマイナス20キロで出走したことも厩舎の試行錯誤の一環だったのかもしれない。
はたして、2頭をどのように仕上げて来るのか。
中間の追い切りと当日の馬体重に注目したい。