中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRAローズS(G2)川田将雅リアアメリアは「苦戦」必至!? 約1年ぶりの「必勝仕上げ」も中京2000mが歓迎できない「理由」とは

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 20日(日)、中京競馬場ではローズS(G2)が行われる。今年は阪神芝外回りの1800mではなく、中京芝2000mが舞台。このコース替わりが秋華賞(G1)最重要トライアルレースで大きなカギを握りそうだ。

 

 ワンターンで最初のコーナーまでが長い阪神1800mに比べ、中京2000mはコーナーが4つ。そしてスタート地点が上り坂のため、スローペースになりやすく、逃げ・先行馬が有利というのが定説になっている。今年のローズSは例年とは全く別物と考えたほうがいいだろう。

 

 このコース替わりで苦戦が予想されるのが、オークス(G1)4着から4か月ぶりの実戦を迎えるリアアメリア(牝3歳、栗東中内田充正厩舎)だ。

 リアアメリアの父は大種牡馬ディープインパクト。その産駒が最も得意とする舞台が、芝の中距離で瞬発力勝負になりやすい直線の長いコースだ。例年ローズSが行われる阪神外回り1800mは、まさにディープインパクト産駒にとってベストの舞台といっていいだろう。

 実際に同産駒が300回以上走ったことがあるJRAの全20コースの中で、阪神1800mの勝率は京都1800mに次いで2番目に高い。

ディープインパクト産駒、芝コース別通算勝率ランキング(レース機会300回以上)】
1位 京都・芝1800m 17.8%(630戦112勝)
2位 阪神・芝1800m 17.7%(713戦126勝)
3位 中山・芝1800m 16.6%(332戦55勝)
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6位 京都・芝2000m 15.9%(465戦74勝)
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18位 中山・芝1600m 12.8%(453戦58勝)
19位 東京・芝1400m 12.5%(311戦39勝)
20位 中京・芝2000m 11.3%(379戦43勝)

 ディープインパクト産駒が高勝率を誇る京都と阪神の1800mはどちらも外回りコースだ。ちなみに秋華賞の舞台となる京都2000mは内回りだが、勝率は6位と悪くない。しかし今年のローズSの舞台・中京2000mとなると、話が変わってくる。

ディープインパクト産駒にとって中京2000mは相性がいいとは言えません。実際に勝率は、(レース機会300回以上の)全20コースの中で最も低く、いかにもディープインパクト産駒らしい切れ味を持つリアアメリアにとっては、あまり歓迎できないコース替わりということになりそうです」(競馬誌ライター)

 切れ味が自慢の典型的なディープインパクト産駒であるリアアメリアにとって、今年のコース替わりは凶と出る可能性が高そうだ。

 一方で厩舎の工夫が見られたのが、16日の最終追い切りだった。昨年6月の新馬戦からオークスまでの5戦のうち4戦の最終追い切りは栗東のCWで行われていた。しかし、今回陣営は栗東の芝コースを単走、馬なりという選択をした。

 リアアメリア陣営は過去に1度だけ芝コースで最終追い切りを行っている。それがキャリア2戦目のアルテミスS(G3)だ。その時はデビュー戦に続いてスタートで後手を踏んだが、直線で1頭だけ異次元の末脚を繰り出し、春の牝馬クラシック最有力候補に名乗りを挙げた。その後は馬券圏外が続いているが、11か月ぶりとなる芝コースでの“仕上げ”で、豪脚復活に懸ける。

 もしリアアメリアが中京2000mをあっさり克服すれば、同じコーナー4つ、同じ2000mで行われる秋華賞でも戴冠のチャンスは広がるだろう。本番でデアリングタクトを負かすつもりなら、どんな条件で