JRA武豊と福永祐一の差? 神戸新聞杯「コントレイル効果」で前年売上190.5%も、父ディープインパクトに意外なところで「惨敗」の結果

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 27日、中京競馬場で行われた菊花賞トライアル・神戸新聞杯(G2)はコントレイルが優勝。危なげない走りで、本番に向けて最高の形で前哨戦を終えた。

 

 ディープインパクト以来、史上3頭目となる無敗の3冠馬を狙うコントレイル。神戸新聞杯単勝オッズが1.1倍という圧倒的な支持からも、ファンの期待が伝わってくる。



 これは83億9513万7500円を記録した神戸新聞杯の売り上げにも表れており、前年比190.5%という驚異の数字を叩き出した。また、当日のWIN5も10億908万300円を売り上げ、キャリーオーバーがない開催日としては8年2か月ぶりの10億円超えとなった。

 

「コントレイルが出走するということで、WIN5は実質“WIN4”と考えたファンが多かったことが売り上げにつながりましたね。ただ、オールカマー(G2)を勝ったのが5番人気センテリュオだったので、そこで涙をのんだファンも多かったはずです。

 

神戸新聞杯はコントレイルにとって克服済みの距離ということで、不安要素がなく単勝1.1倍も納得のオッズでしたね。菊花賞(G1)は初の3000mということで距離不安もありますが、あの走りを見る限りは問題なさそうです。再び、圧倒的な支持を集めるのではないでしょうか」(競馬記者)

 

 ちなみにコントレイルの父ディープインパクトも、神戸新聞杯単勝1.1倍の人気に応えて優勝。このレースの売り上げは79億6059万200円だった。つまり、レースの売り上げでは、コントレイルは偉大な父を超えているのだ。

 

 だが、馬券別の売り上げ内容では完全に超えているとは言えないかもしれない。

 

■2020年神戸新聞杯売り上げ(優勝馬コントレイル)
単勝:3億4577万4100円
コントレイルの単勝支持率:72.6%(2億5115万4800円)
複勝:11億9274万3500円
馬単:5億7219万2400円
3連複:13億5991万3300円
3連単:33億4358万7500円

 

単勝:3億893万200円
ディープインパクト単勝支持率:78.5%(2億4262万8900円)
複勝:1億6713万9100円
馬単:14億2769万3400円
3連複:8億356万6000円
3連単:38億2343万8600円

 

 単勝支持率はディープインパクトが上だが、販売金額ではコントレイルが上回っている。どちらも圧倒的な人気を集めたという点では遜色ない内容だ。

 

 しかし、1着を当てる必要がある馬単3連単の売り上げはディープインパクトが合計で13億円以上も上回っている。それに対して、コントレイルは1~3着を予想する複勝と3連複の合計が15億円上回るという結果だった。

 

 特に、今年は複勝が11億円という桁違いの売り上げを上げている。そのうち、9億5822万3800円はコントレイルに投票されており、配当還元率は99.5%を記録。JRAプラス10による10円上乗せで110円の配当が実現したが、あと少しコントレイルに票が集まっていれば、元返しになるところだった。

 

「この結果から、ディープインパクトの方が堅い頭と見られていたことがわかります。これには百戦錬磨の武豊騎手と福永祐一騎手の差があったかもしれません。

 

福永騎手と言えば、16年のスプリンターズS(G1)で1番人気ビッグアーサーに騎乗して、前が壁になり不完全燃焼に終わるということがありました。昨年のチャンピオンズCでも、同様のことがあっただけに、ファンとしてはもしもの場合を心配した結果かもしれませんね。それでも3着以内には入ると思い、複勝や3連複に投票が集中したのではないでしょうか」(競馬記者)



 そんな憂いをよそに、コントレイルは空いたスペースを抜け出し、持ったまま2馬身差をつける勝利。これには福永騎手の好騎乗も大きく貢献していると言えるだろう。菊花賞では更なる人気を集めるはずだ。

 

 ディープインパクト単勝1.0倍で菊花賞を制し、無敗の3冠馬に輝いた。コントレイルもそれに続くことになるだろうか。当日の馬券売上にも注目したいところだ。