藤田菜七子コパノキッキングとマテラスカイが激突! JRAダート強豪が集結したJBCスプリント(G1)前哨戦が熱い!!【東京盃(G2)展望】
10月7日(水)に大井競馬場で、JBCスプリント(G1)の前哨戦・東京盃(G2)が行われる。今年はJBCスプリントが大井競馬場で開催されることもあり、トライアル的な意味合いが強いため、重要度は例年以上だ。
だが今年は根岸S(G3)をO.マーフィー騎手で2着、東京スプリント競走(G3)は菜七子騎手とのコンビで5着。さらに前走の佐賀競馬場で行われたサマーチャンピオン(G3)も武豊騎手を背に3着。いずれも1番人気に支持されていたが、勝利を掴みそこねている。
昨年、飛躍のきっかけとした東京盃で結果を残し、再び波に乗ることができるか。
マテラスカイ/『競馬つらつら』より
昨年は3月のドバイゴールデンシャヒーン(G1)での2着以外は振るわなかった。だが今年はサウジアC、北海道スプリントカップ(G3)でともに2着と徐々に調子を取り戻していた。
そして、前走のクラスターC(G3)では逃げ馬を見る形の2番手で進むと最後の直線で交わして優勝。これまでは逃げ一辺倒だったマテラスカイが控えて勝利したため、『戦法に幅が出た』と再評価する声も上がっていた。
昨年から坂井瑠星騎手とコンビを結成し、今年は東京スプリントを勝利するなど好成績を残してきた。だが、坂井騎手が斜行で10月3日から11日までの騎乗停止処分。無念の乗り替わりとなった。
坂井騎手の代わりとして、今回は戸崎圭太騎手に白羽の矢が立った。戸崎騎手は大井競馬に所属していたため、今回の舞台は得意にしている。ジャスティンにはテン乗りとなるが、それを補って余りある走りを見せてくれるはずだ。
昨年は武豊騎手を背にJBCレディスクラシック(G1)を制覇。その後はプロキオンS(G3)で3着など結果を出していたが、前走のサマーチャンピオンでは武豊騎手がコパノキッキングを選択したため、川田将雅騎手に乗り替わりとなっていた。
コンビ結成初戦は4着に終わったものの、ここで入ったのは砂の重い最内1番枠。道中ではコパノキッキングに被されて外に出す機会を失い、終始砂の深いところを走ることになってしまい、本来の実力を発揮できなかったのも敗因のひとつだった。
前走は枠に泣いただけにこの走りだけで見切るのは早計だろう。秋の大一番に向けて、巻き返しに燃えているのは間違いない。
今年、JBCスプリントに向けて弾みを付けるのはどの馬になるのだろうか? 発走は7日(水)20時10分を予定している。
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