SG大村ダービーは、深谷知博(32=静岡)のSG初制覇で幕を閉じた。年末のグランプリ、クイーンズクライマックス出場へ向けた賞金争いは佳境を迎える。グランプリは首位快走の峰竜太に続き、吉川元浩が1億円を突破。女子は平山智加が首位を守る。来月24日に開幕する蒲郡のSGチャレンジカップ、G2レディースチャレンジカップですべてが決まる。

★グランプリ 深谷知博が初のSG制覇を飾り賞金ランクも5位に上昇、初のグランプリ出場を当確とした。トップの峰竜太はダービーで優出こそならなかったが、2位・吉川元浩に4000万円以上の差をつけている。出場18人の争いも激しくなるが、トライアル2ndから出場の6位以内も予断を許さない。7位の白井英治はF休みに入った。8位・瓜生正義もチャレンジCはF休みだが、29日からの桐生G1で優勝できれば、大きく前進する。ベスト18以下では池田浩二、桐生順平らが残りの開催でグランプリ出場をかける。

★クイーンズクライマックス レディースチャンピオン覇者の平山智加が、トップをキープする。2位・守屋美穂も安定した成績を残しているが、なかなか平山をとらえられない。その状況に3位・小野生奈が迫ってきている。遠藤エミ、田口節子の実力者が10、11位にいる。出場圏内ではあるが、トライアル初戦の枠番を考えると少しでも上位に進出したい。今まで女子を引っ張ってきたベテラン勢が苦戦している。14位の寺田千恵はこの1カ月が勝負。19位の日高逸子はF3で事実上の“終戦”。