JRAグランアレグリアはアーモンドアイ以上!? マイルCS(G1)C.ルメールに“ムード”の呪縛。「偉業達成」へ向け「17度目」の挑戦

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 22日、阪神競馬場で行われるマイルCS(G1)に、グランアレグリア(牝4歳、美浦藤沢和雄厩舎)が出走を予定している。

 

 グランアレグリアは2歳戦開幕週のデビュー戦を単勝1.8倍の圧倒的支持に応え快勝。勝ちタイムの1.33.6は、従来の2歳新馬レコードであった1.34.7を1.1秒も更新する驚異のレコードタイムであった。

 

 続くサウジアラビアロイヤルC(G3)も、3馬身半差で圧勝したグランアレグリア。C.ルメール騎手が香港国際競走に騎乗するため、その同日に行われた阪神JF(G1・牝馬限定)を回避し、牝馬ながらも朝日杯FS(G1)に出走した。

 

 しかし、このレースはアドマイヤマーズが勝利し、2着にはクリノガウディー。グランアレグリアは3着に沈み、初黒星を喫した。

 

 牡馬相手に敗れたグランアレグリアは、3歳になり牝馬クラシックへ。朝日杯FSからのぶっつけで挑んだのは桜花賞(G1)だった。

 

 このレースを見事に勝利し、初G1タイトルを手にしたグランアレグリア。勝ちタイムの1.32.7は、前年のアーモンドアイを0.4秒上回るレースレコードとなった。


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 その後は距離を考慮してNHKマイルC(G1)に出走。アドマイヤマーズとの2強対決が注目されたが、桜花賞のような鋭い伸びは見られず、またもやアドマイヤマーズに敗れる。

 

 夏を休養に充てたグランアレグリアは、左前脚に膿が溜まるアクシデントなどもあり、阪神C(G2)で復帰。7カ月半振りの実戦となったが、5馬身差をつけ完勝した。

 

 初のスプリント戦となった高松宮記念(G1)では、上がり最速タイの33.1秒を使うも届かず3位入線。1位入線したクリノガウディーの降着があり2着となった。

 

 高松宮記念から距離延長で挑んだ2走前の安田記念(G1)では、アーモンドアイを破る大金星。前走もスプリンターズS(G1)を勝利し、短距離界では現役屈指の実績を誇る一頭だ。

 

 特にマイル戦では、桜花賞でアーモンドアイのタイムを上回り、安田記念では実際にアーモンドアイを負かしている。JRA史上初の芝G1・8冠馬を破っているのだから、注目を浴びるのも当然といえるだろう。

 

 月曜時点で『netkeiba.com』の予想オッズでも1.5倍と断然の支持。引き続き手綱を握るルメール騎手にとってもビッグチャンスだ。


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 ルメール騎手、藤沢調教師のマイルCSといえば、思い出されるのが2004年。ルメール騎手がマイルCS初騎乗となった、ダンスインザムードだろう。

 

 レースは16頭立て。まずまずのスタートを切ったダンスインザムードは無理せず中団に控えた。

 

 終始外々を回したダンスインザムードは、3コーナーでも抜群の手応え。ルメール騎手が軽く促しながら、4コーナーに向けて進出を開始した。

 

 直線に入っても、ルメール騎手はほぼ手綱を持ったままの状態。しかし、このレースには一頭の「怪物」が存在していた。

 

 聖剣の如く強烈な切れ味で一気に前を飲み込んだのは、道中で後方に構えたデュランダル。上がり最速の33.7秒でマイルCS連覇を達成した。

 

 ダンスインザムードは、デュランダルに2馬身差をつけられ2着。ルメール騎手のマイルCS初騎乗は悔しい敗戦となった。

 

 この2004年から毎年マイルCSに参戦しているルメール騎手。今年で「17度目」の挑戦となるが、まだ勝ち星は1度もない。

 

 ルメール騎手は先週のエリザベス女王杯(G1)も含め、今年はすでにG1で6勝。JRA全G1制覇へ向け残されたレースは6つとなっている。

 

大阪杯(G1)
宝塚記念(G1)
マイルCS(G1)
朝日杯FS(G1)

 

「偉業達成」へ――。ルメール騎手のマイルCS初勝利に“ムード”は高まっている。

 

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