石丸海渡(27=香川)がインからトップスタートを決めて押し切り、前節鳴門から連続Vを遂げた。

それでも石丸は「内容は50点。結果、逃げられたけど」と辛口採点。今節はオーバーエージ参戦だが、予選はインで敗れるなど1勝だけ。複勝率28・7%の52号機の調整にも手間取った反省もある。

年明け1月には、G1周年で江戸川に戻ってくる。「そういう舞台で、これではあかんのです。満足せずに頑張ります」。どこまでも自分に厳しかったが、話が2着に入った後輩・川原祐明に及ぶと「12番目で準優に乗って3着で優出して最後、来ましたね。香川ワンツー、うれしいです」と細い目を一層、細くして笑った。G1舞台をこの笑顔で迎えるためにも、さらに自分を磨いていく。