峰竜太まさかの予選落ち「こういう時もある」/津
<津ボート:ツッキー王座決定戦>◇G1◇4日目◇18日
峰竜太(35=佐賀)がまさかの予選落ちとなった。5着までに入れば準優はOKだった11Rで6着大敗。準優次点の憂き目に。「まさか6着になるとは。序盤に比べて目立たなくなってるけど、出足も伸びも納得してるのに…。こういう時もありますよ」と無念さをにじませた。
JRA「幻の秋華賞馬」レイパパレ、チャレンジC(G3)は危険な選択!? エイシンヒカリが沈んだ過去より、不安要素は「勝った場合」か……
デビューから無傷の3連勝で糸魚川特別(2勝クラス)を制したレイパパレ。秋華賞(G1)に登録を行ったが、4/6の抽選を突破することができず、同日に行われた大原Sに出走することとなった。そのレースを余力十分の逃げ切り勝ちで制したことにより、ファンの間では「デアリングタクトとの対決が見たかった」という声が多く上がった。
1800mで行われた大原Sの走破タイムは1分46秒3。同日に開催された秋華賞の勝ち時計が2分0秒6だったため、仮に残り200mを14秒3で走ったとしても優勝できたという見方もできる。もし、秋華賞に出走していたら好勝負必至だったはずだ。
“幻の秋華賞馬”とも呼ばれるレイパパレが重賞初挑戦となるチャレンジCでどのような走りを見せるのか、多くのファンが注目することだろう。
だが、チャレンジCは連勝馬にとって鬼門とも呼べるレースである。
しかし、レースはエイシンヒカリがこれまでの勝ちパターン同様にハナを奪うも、直線では失速してしまい、まさかの9着。重賞の壁が立ちはだかる結果となった。同じく無敗の連勝馬であるレイパパレも、初重賞の洗礼を受けるかもしれない。
その一方で、直近2年のチャレンジCは連勝馬が勝っていることは見逃せない。
18年は3連勝中のエアウィンザー、19年は4連勝中のロードマイウェイが優勝している。この流れは4連勝中のレイパパレの追い風となりそうだ。
だが、エイシンヒカリよりもこちらの2頭と同じ道を歩む方が危険かもしれない……。
チャレンジCを敗れたエイシンヒカリは翌年5戦4勝の結果を残し、年末には香港C(G1)を制した。それに対して、チャレンジC後のエアウィンザーとロードマイウェイの成績はそれぞれ7戦全敗と3戦全敗。このレースを境に全く勝てなくなってしまったのだ。
ただ、ファンの願いはデアリングタクトとの直接対決です。ジャパンC(G1)に出走する3冠牝馬と対決する舞台となれば、牝馬限定重賞というわけにはいきませんから、このジンクスを乗り越えないといけませんね」(競馬記者)
果たして、無敗馬レイパパレは連勝を伸ばし、2年連続で続く悪い流れを断ち切ることができるのだろうか。デアリングタクトと対決する日が実現することを願うばかりだ。
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JRA「蜜月関係」福永祐一来期クラシックも安泰!? 藤原英昭厩舎が全面バックアップ…… 所属の岩田望来には超えられない壁か
勝ち時計の1分32秒4は2歳コースレコード。昨年の阪神JF(G1)でレシステンシアが記録した1分32秒7を0秒3更新するオマケつきだ。サリオスが制した昨年の朝日杯FS(G1)が1分33秒0だったため、同じ阪神芝1600m条件でG1馬2頭に匹敵する能力を披露したといえるだろう。
レース後、コンビを組んだ福永騎手は「想像以上に厳しい戦いになりました。走破時計が速く、疲労がたまっていると思うので、そのあたりはしっかりケアして次に向かえたらと思います」と激戦を物語るコメントを残した。
また、「レースで頭を上げるところがあり、調教ではそんな面を見せていなかったのですが、次への修正点で改善していけたらと思います」と、新たな課題を挙げながらも「大きい舞台、G1の舞台で活躍できる馬。この2戦が素晴らしい走りで、先が楽しみです」と、称賛したことから、大舞台への手応えを感じているようだ。
しかし、福永騎手が触れたように、課題を残すレース内容だったのも確かである。
「スタート後に頭を上げるなど折り合い面で苦労した分、終いもスッとは伸び切れずに辛勝でした。まだ体が全然できていないのですが、根本的な能力が高いので走ってしまうんです。
それだけに、速い時計で走ると脚元を含めて反動が心配で、未勝利をレコード勝ちした後もしっかり間隔を開けてケアしました。
この血統は体質や足元の弱さを抱えていて、上はノドの疾患で大成できなかったので余計に陣営も気を遣っています」(厩舎関係者)
ひとつ上の全兄レッドベルジュールは、デビューから2連勝でデイリー杯2歳Sを制した。しかし、喉の不安が解消されないため、現役を引退して種牡馬入りした。兄と同じ重賞を制した弟にも陣営が懸念するのは当然の流れかもしれない。
「藤原厩舎は所属の岩田望来騎手を主戦にしていますが、勝負度合いの強い重賞レースでは福永騎手に依頼しています。福永騎手も期待に応えて好成績を残しており、所属馬で重賞未勝利の岩田望騎手に格の違いを見せつけている格好です。
岩田望騎手は若手のホープではありますが、まだ福永騎手の域に達するまでの道のりは長そうですね。将来的なリーディングを目指すにあたって、超えなければならない壁ではありますが、今はまだいいお手本として福永騎手の技術を吸収していくのがベストでしょう」(競馬記者)
2頭の主戦を任されている福永騎手。比べるのは時期尚早だが、今年でいえばサリオスとコントレイルのどちらもお手馬にしているような状況かもしれない。
蜜月関係にある藤原師のバックアップで、これなら来年のクラシックも安泰といえそうだ。
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