中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA丸山元気「ノーザン後押し」も勝ち鞍半減の「大不振」……。妹分・藤田菜七子ではない女神が“元気なし”の打開策!?

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宝塚記念(G1)が終わり、JRAは1年の折り返し地点を迎えた。2020年上半期に覚醒した騎手を一人挙げるとすれば、真っ先に松山弘平騎手の名前が出てくるだろう。松山騎手は、デアリングタクトとのコンビで牝馬2冠を達成するなど、重賞を計7勝。現在、全国リーディングは4位につけている。

 

 その松山騎手と同期でデビュー時からライバル関係にあったのが丸山元気騎手だ。29日現在のJRA通算勝利数は松山騎手の696勝に対し、丸山騎手は535勝。2人にとってデビュー6年目にあたる2014年終了時点では、勝ち鞍は全く同じ284勝だった。しかし、15年以降は松山騎手がその差を広げ続けている。

 

 2人の差はこの半年間でさらに広がった。年間118勝ペースの松山騎手に対し、丸山騎手は38勝ペース。このままでは、昨年記録した71勝の半分近くまで落ち込むという深刻な不振に陥っている。

 

「丸山騎手といえば、“ノーザン系ローカル請負人”と呼ばれるほど、ローカルを中心にノーザン系から強力なバックアップを受けています。実際、今年は騎乗数の約3分の1がノーザンファームの生産馬です。松山騎手のそれは10分の1以下ですから、丸山騎手がいかに恵まれているかがわかると思います。

 

そんな恵まれた環境にもかかわらず勝ち鞍が伸びていません。その原因として考えられるのが、様々な焦りやプレッシャーではないでしょうか。昨年の秋に結婚を発表し、今年の秋には30歳という節目を迎えます。本来なら、同期・松山騎手や妹弟子・藤田菜七子騎手の活躍も発奮材料にしたいところですが、逆にプレッシャーとなり、空回りしているように見えます」(競馬誌ライター)

 

 今年は運にも見放されている。丸山騎手は2018年以降に重賞を5勝しているが、うち3勝をスティッフェリオとのコンビ。その不運の契機となったのが3月の日経賞(G2)だった。

 

 丸山騎手とスティッフェリオはそれまで5戦連続でコンビを組んでいたが、日経賞では同じ社台レースホースソウルスターリングに乗り替わった。結果は、7番人気のソウルスターリングブービー13着に大敗した一方、9番人気のスティッフェリオは田辺裕信騎手を背に3着に好走。その後、スティッフェリオは北村友一騎手とのコンビで天皇賞(G1)でもあわやの2着に入った。皮肉にも丸山騎手の手を離れた途端、元相棒が人気薄で連続好走して見せたのだ。

 

 昨年は8年ぶりに年間勝ち鞍を70台に乗せ、復活を印象付けた丸山騎手だったが、そんな復活劇を陰で支えていたのが昨年11月に結婚したパートナーの存在だ。お相手は2018年末まで『グリーンチャンネル』の「タートピッ!」で美浦担当リポーターを務めたタレントの磯道はるかさん。

 

 結婚を発表した直後の土日には合計5勝の固め打ちで自らを祝い、スティッフェリオで臨んだ初騎乗の有馬記念(G1)でも積極的な競馬で見せ場を作るなど、結婚発表直後は大活躍を見せていた。

 

「妻のはるかさんは仕事柄、競馬事情にも詳しく、なんとメンタルトレーナー2級の資格を持っているといいます。悩める丸山騎手にとっては心強い存在のはずです」(同)

 

 丸山騎手がこの不振から抜け出すには、さらなるノーザンの後押し以上に新妻のサポートが必要なのかもしれない。