JRA宝塚記念「得意な騎手」と「危険な騎手」でサートゥルナーリアのC.ルメール騎手に激震!? データが示した「あの名手」が急浮上!
2020年上半期の総決算、宝塚記念(G1)が今週28 日に阪神競馬場で行われる。今年は18頭出走で、アドマイヤムーンが勝った2007年以来13年ぶりのフルゲートとなった。かなりゴチャつく多頭数で直線がやや短い内回り芝2200mは、波乱の香りが漂っている。
「過去10年、1番人気が馬券に絡んだのは7回で安定的に見えますが、1番人気が勝ったのはわずか2回しかありません。しかも、ここ5年の間では2着が2回のみという成績で、宝塚記念の1番人気はアタマで狙うのは危険だと言えるでしょう」(競馬記者)
となれば、このグランプリレースで頼りになるのは“ジョッキーの腕”なのかもしれない。関係者やファンの間でも「宝塚記念が得意」と言われているジョッキーが2人いるのだが、過去20年の宝塚記念の騎手成績を見ると、確かに頷ける内容だ。
1人は武豊騎手で、15回騎乗して1勝・2着1回・3着3回と、3レースに1回は馬券になっており、安定しているジョッキーだ。
もう1人は池添謙一騎手で、こちらは13回騎乗し3勝・2着1回・3着1回と好成績を収めている。およそ勝率は.230、2.6レースに1回馬券になっている計算だ。武騎手に比べて勝ち切れており、すでに「グランプリ男」と呼ばれているのも納得である。
この2名は宝塚記念で頼りになるジョッキーと言えるが、逆に狙うには、ちょっと「頼りないジョッキー」というのも存在する。
川田将雅騎手も、過去13回騎乗し【1.2.0.10】とまずまずだが、昨年1番人気に支持されながら2着と敗れ、安定株とは言いづらい。
そして、C.ルメール騎手も宝塚記念との相性は悪い。過去5回騎乗して、1番人気が1回、2番人気が3回もあるのだが【0.0.0.5】と馬券になったことすらない。今回騎乗するサートゥルナーリアは人気になりそうだが、過信は禁物だろう。
3人とも上位人気が予想されるだけに、迷ったら騎手で判断するのも良さそうだ。逆に混戦のレースとなれば、一発の期待ができそうなジョッキーもいる。2名紹介しておきたい。