JRA D.レーン騎乗停止“強制”帰国で「来年」にも影響か!? ジャパンダートダービー(G1)大本命カフェファラオは……

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昨年の輝きを取り戻せないままの帰国となるのだろうか……。

 

 5日、福島競馬場で行われた7R(3歳未勝利)は、ここが初出走となった良血ディープインパクト産駒のトラストワージー(牝3歳、美浦堀宣行厩舎)が既走馬を相手に優勝。一方、オルプランタンとハイランドヴィラの2頭が転倒する痛ましい事故があった。

 

 ランサムトラップが発走除外になったことで、15頭立てで行われた芝2000mのレース。3コーナーで中団にいたブラウローゼンが外側へ斜行したことで、後ろにいたハイランドヴィラと接触し、団野大成騎手が落馬。

 

 直後にいたオルプランタンも巻き込まれる形となり、西村淳也騎手も落馬する大きなアクシデントとなった。

 

「勝負所に差し掛かって、各馬がスパートし始める直後の事故でした。早めにスパートを開始していたハイランドヴィラと団野騎手でしたが、同じタイミングで外からレッドジャンヌに被せられたところ、前にいたブラウローゼンがコーナーの惰性でわずかに膨れたことで行き場を失う格好に……咄嗟のことだったので団野騎手も交わし切れなかったんだと思います。

 

しかも、その日のメインのラジオNIKKEI賞(G3)では、落馬負傷で内田博幸騎手に乗り替わりとなったバビットが5馬身の圧勝で重賞初制覇。まだ重賞を勝っていない団野騎手だけに、悔しさもひとしおでしょうね。

 

なお、落馬事故に巻き込まれる形になった西村騎手は、咄嗟に飛び降りるような形での落馬だったので、幸い軽傷で済んだようです。ただ、団野騎手の方は馬の下敷きになったようにも見えたので、容態が心配されますね(検査の結果、骨盤骨折とのこと)」(競馬記者)

 

 その一方でブラウローゼンに騎乗し、落馬事故の原因となってしまったのがD.レーン騎手だ。

 

「勝負所で馬群がゴチャついたこともありますが、ちょっと不運でしたね……。本来落馬絡みは4日間の騎乗停止となりますが、今回は18日、19日と騎乗停止2日間の処分となりました。レーン騎手の短期免許が21日までということもあって、来週騎乗した後にオーストラリアへ帰国する可能性が高さそうです。

 

また、まだ正式な発表はありませんが、おそらく今回の騎乗停止によって、レーン騎手は来年2カ月間しか短期免許を取得できない可能性がありますね。まだ先のことですが、影響は小さくないと思いますよ」(競馬記者)

 

 JRAでは今年のレーン騎手がそうだったように、短期免許で来日する外国人騎手は本来、2年目以降は3カ月間の騎乗が認められている。しかし、騎乗停止になったり、戒告などで制裁点が15点を超えた場合には、次回の短期免許が2カ月間に短縮されるようだ。なお、騎乗停止が2回以上になると、翌年の短期免許が交付されないなど、より深刻な状況になる。

 

「昨年こそ特例で騎乗したリスグラシュー有馬記念(G1)を勝つなど、JRA重賞7勝(G1・3勝)と大活躍したレーン騎手ですが、今年はここまで重賞2勝と、昨年の勝負強さが影を潜めています。今回の騎乗停止による影響も含め、今後の日本での騎乗に不安が残る形になりました」(別の記者)

 

 ちなみにJRAの騎乗の他にも、8日に大井競馬場で開催されるジャパンダートダービー(G1)では、大本命のカフェファラオの騎乗が決まっているレーン騎手。今週の騎乗停止処分で、来週がラストウィークになりそうだが、なんとか少しでも良い印象を残して日本の2年目を終えたいところだ。