これぞ、びわこの番長差し! 吉川昭男(47=滋賀)が冷静に差して、びわこでは22度目、前節8月鳴門に続く2節連続Vを決めた。

人気の古沢光紀は2着、3着は佐藤大介が入った。

イン古沢の30号機は噴きまくっていた。破るならこれしかない、と腹をくくっての差しだった。「出足型にして、一瞬の出足が良くなった。へ先をねじ込んだらいけると思った。一発勝負を狙ったが、うまくいけた」。流れる汗をぬぐいながら笑顔を見せた。

地元びわこの優勝は、19年5月以来。「地元の優勝は久々だから忘れられちゃう」とジョークも口にした。「でも、これでまた頑張れる。来月のびわこも気持ちを入れ替えていきたい」とすでにG2秩父宮妃記念杯(10月14~19日)を見据えていた。次節は15日からの三国G3マスターズリーグに出場予定。