丸野一樹(28=滋賀)が、大会連覇を大きく引き寄せた。

準優12Rは、3枠からコンマ11のトップスタートを決めて、インの王者松井繁に対してまくっ出た。百戦錬磨の松井がバック並走で抵抗するも、2Mで冷静に差して決着をつけた。「今が一番良くて、求めていた乗り心地や回った後の出足、舟の向きが来ました」と納得の表情だった。

勝戦は2枠と昨年からは1つ内枠に入ったが「スタートをしっかり行きたいと思う。優勝できるようにしっかり調整します」。滋賀支部の総大将として名をはせた山田豊さん(引退、99~00年)以来の大会連覇で、最後もグラッツェポーズを決める。