JRAラッキーライラック「弘法筆を選ばず」で「史上初」!? 有馬記念(G1)視野で、ウオッカ、ブエナビスタ、ジェンティルドンナ越え「大偉業」の可能性も
「弘法筆を選ばず」
本当の名人は、道具の善し悪しなど問題にしないという意味のことわざである。これは競馬界においても同様のことが言えるかもしれない。
初コンビを組んだルメール騎手は「本当に強い馬です。2歳からトップレベルで走ってくれていましたし、勝つ自信がありました」とコメント。同期のライバル・アーモンドアイの主戦騎手はラッキーライラックの強さを認めており、その能力を存分に引き出して勝利を掴んだ。
だが、ラッキーライラックの制したG1はレースごとで鞍上が異なり、ベストパートナーはいったい誰だったのかはっきりしない。
ただ、他にもG1・4勝以上を挙げた名馬も4人の異なる騎手でG1勝利
●4人の騎手でG1・4勝以上を挙げた馬とその内訳(敬称略)
・ウオッカ
「クラブ馬の台頭で騎手の乗り替わりが珍しくない時代となったのが、大きく影響しています。結果を残せなければ、非情な乗り替わりが待ち受けていますからね。
初コンビのジョッキーを迎え入れることになれば、史上初となる5人のジョッキーでG1制覇がかかります。そういった意味でも、ラッキーライラックの今後に注目したいですね」(競馬記者)
同世代にアーモンドアイという強力なライバルがいたため、3歳時には思うような結果が残せなかったラッキーライラック。4歳秋に本格化してからは飛ぶ鳥を落とす勢いでG1・3勝を挙げた。
もし、有馬記念で5人目の相棒と勝利するようなことがあれば、競馬史に残る大偉業達成となる。芝G1・8勝という金字塔を打ち立てたアーモンドアイとは違った形で、ラッキーライラックは歴史に名を残すかもしれない。
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