中年太郎の競馬ニュースまとめ

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もう1頭の“ジャパン”がイギリスで再始動。JRA「超大物」2歳の兄を世界の名門厩舎も絶賛! 大物オーナー「最も勝ちたいレース」の実現へ

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 12日、今年の凱旋門賞(G1)を出走取り消しとなったジャパンがジャパンC(G1)に参戦予定であることが明らかになった。

 

 キーファーズとクールモアグループが共同所有するジャパン。凱旋門賞武豊騎手が騎乗する予定だったが、禁止薬物騒動に巻き込まれて出走取消になった。次走は17日にイギリスのアスコット競馬場で行われるチャンピオンS(G1)を予定しており、その後に日本への遠征を予定している。



 馬名もさることながら、欧州のG1馬がジャパンC参戦となれば、盛り上がること間違いなし。昨年は海外馬の出走がなかった同レースに、華を添えることになるだろう。

 

 その一方、欧州にもう1頭いる“ジャパン”もついに再始動を迎える。

 

 17日、イギリスのウォルヴァーハンプトン競馬場で行われる条件戦にサトノジャパン(牡3歳、英・M.スタウト厩舎)が登録を行った。

 

 日本生まれのディープインパクト産駒であるサトノジャパン。里見治オーナーが英ダービー(G1)を目標にヨーロッパへ持ち込んだ期待馬である。昨年10月のデビュー戦を鮮やかな差し切りで制し、『Racing Post』は「強い印象を与えた」と父の馬名を彷彿とさせる評価をした。

 

 里見オーナーは「スタウトさんもすごくいい馬だと言ってくれている。来年が楽しみになりました」とコメント。世界的な名トレーナーが太鼓判を押す逸材に期待を寄せた。

 

 しかし、その後は休養に入り、目標である英ダービーの出走は叶わなかった。そして、今回ついに1年ぶりに待望の復帰となる。

 

 まだ1レースしか走っていない馬だが、ポテンシャルの高さはかなり期待が持てそうな裏付けがある。

 

「まだ1戦しかしていないので、能力は未知数というのが正直なところです。ただ、1歳下の全弟ランドオブリバティは日本でデビュー2連勝を飾っています。社台ファーム吉田照哉代表がデビュー前から『今年のディープインパクト産駒の男馬では一番』と発言していたほどの逸材です。その兄ということで海外でも活躍することに期待したいですね」(競馬記者)

 

 今年の仏オークス(G1)をファンシーブルーが勝利。また、サクソンウォリアー、スタディオブマンなどのG1馬も同じくディープインパクト産駒である。サトノジャパンはデビュー戦、次走ともにオールウェザーの出走だが、欧州の芝にも対応できる可能性が高いだろう。

 

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 サトノダイヤモンド凱旋門賞(G1)に挑戦した際に、『JAR-VAN』のインタビューで里見オーナーは海外挑戦への想いを語っている。詳細については本サイトをご確認いただきたいのだが、海外競馬への野望について「それは大いにありますよ。来年もできればドバイやイギリス、さらに凱旋門賞などに行きたいと思っています」と話した。また、凱旋門賞についても「最も勝ちたいレース」と意欲を見せていた。

 

 欧州では最強女王エネイブルの引退が発表され、ひとつの時代が終焉を迎えた。新たな王者の座を目指す戦いに、サトノジャパンも参戦することになる。

 

 日本を代表する馬になってほしいという想いで、名付けられたサトノジャパン。過去にサトノクラウン香港ヴァーズ(G1)を制した里見オーナーの次なる野望、欧州でのビッグタイトル獲得となるだろうか。

 

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