間野兼礼(31=愛知)がわずかな調整で激変する50号機に驚きの表情だ。

戸田では前節から温水パイプが装着されたが、50号機は前節の川村正輝が1走して帰郷していた。そのため、間野はまず、ほぼそのまま乗ったら試運転の直では前節優勝機の伊倉光とさほど変わらない程度には動いていた。そこで上積み求めニードルだけ扱っていったら、何とびっくり。前検タイムは6秒81と下から数えた方が早いくらいの遅い時計と悪い方に変わってしまった。

「もう、びっくりですよ。伊倉選手(前検タイム6秒69)とこんなに違うんだから、変わり過ぎでしょう(笑い)。初日に乗って調整はしてみますが、それで駄目ならキャブ交換も視野にいれて調整しますよ」ただ、これだけ振れ幅の大きなエンジンなら、合えば複勝率(34・0%)以上に出そうな可能性は秘める。エンジン整備で初戦の初日11Rは2枠から調整を合わせて白星発進を目指す。