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JRAサリオス騎乗M.デムーロ「グランアレグリアだけじゃないよ!」マイルCS(G1)を現役騎手が大予想!? お世辞抜きの選択に本人も「自信があります!」

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22日、阪神競馬場で行われるマイルCS(G1)に、サリオス(牡3歳、美浦堀宣行厩舎)が出走を予定している。

 

 前走まで手綱を握っていたC.ルメール騎手は、グランアレグリアに騎乗。今回は乗り替わりでM.デムーロ騎手が騎乗する。

 

 サリオスはデビューから3連勝で朝日杯FS(G1)を制覇。皐月賞(G1)、日本ダービー(G1)とクラシックではコントレイルの2着に屈したが、前走の毎日王冠(G2)では古馬相手に快勝した。

 

 デビュー戦は、東京競馬場で行われた8頭立ての1600m戦。このレースにはレイデオロの全弟・アブソルティスモが1番人気に推され、サリオスは2番人気だった。しかし、レースでは最後の直線、肩ムチだけで突き抜けたサリオスが勝利。アブソルティスモとの着差は0.3秒だったが、最後は流してもので3着馬には1.5秒と大きな着差をつけての快勝だった。

 

 2戦目のサウジアラビアロイヤルC(G3)も府中のマイル戦。1.5倍の圧倒的支持を受けたサリオスは、1.32.7のレコードタイムで優勝。初の重賞挑戦となったレースであったが、これも難なく突破した。

 

 デビューから2連勝で挑んだ朝日杯FS(G1)は、今回のマイルCSと同じ阪神のマイル戦。G1でも2.0倍と多くの支持を受けたサリオスは、先行して突き抜ける強い競馬。サリオス以外の上位馬が差し・追い込み馬だったことからも、ここでは能力が1枚上だったといえるだろう。

 

 クラシックの2戦も敗れたのはコントレイルのみで、日本ダービーでは0.5秒と突き放されたものの、皐月賞では半馬身差の接戦。3着馬は離しているだけに、2000m以下ならコントレイルともそん色はなさそうだ。

 

 休養明けとなった前走の毎日王冠では、古馬を一蹴。今回と比べ能力が劣るメンバーだったのは確かだが、3馬身差の圧勝は世代間でも通用することを証明してみせた。

 

 デビューからの3戦は全てマイル戦。前走の毎日王冠が1800mで、これ以下の距離では4戦負けなし。皐月賞でも無敗の三冠馬コントレイルの半馬身差2着と、1600m~2000m辺りが適距離であることは確かだろう。

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 M.デムーロ騎手は『netkeiba.com』のコラム『M.デムーロ世界一になる Road to No.1』にて「コントレイルがいなかったらサリオスが2冠馬だった」とサリオスを高く評価。今回の強豪相手でも「自信があります!」とマイルCS制覇に意欲を見せた。



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 その上で、グランアレグリアとの「2強対決」に対して問われると「グランアレグリアだけじゃないよ!」と、2強ではないことを強調。「インディチャンプも強いし、アドマイヤマーズもレシステンシアもいる。今年は半端なく強いメンバーが揃ったと僕は思うよ。ラウダシオンも強いし!」と、さらに4頭の馬名を挙げた。

 

 自身の騎乗するサリオスに自信はある。しかし、グランアレグリア、インディチャンプ、アドマイヤマーズ、レシステンシア、ラウダシオンの5頭は強敵という見解を示した。

 

 この中でデムーロ騎手が過去に騎乗した馬はアドマイヤマーズとラウダシオンの2頭のみ。今回の出走馬でも、アウィルアウェイ、アドマイヤマーズ、ブラックムーン、ベステンダンク、ペルシアンナイト、ラウダシオンと6頭の手綱を握ったことがある騎手だけに、話に出てきていない馬もいることを考えれば単にお世辞というわけでもなさそうだ。

 

 強敵は揃うが、デムーロ騎手のサリオスにも勝機はあるということ。現役騎手の言葉を参考にしてみてはいかがだろうか。

 

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