JRA 札幌記念(G2)マカヒキ「早熟説」を藤沢和雄調教師が否定!? 「ディープインパクト産駒は晩成」独自見解に復活のヒント?
今週23日に札幌競馬場で行なわれる札幌記念(G2)に登録してきたが、秋のG1で復活するためにも、ここは復活のきっかけを掴みたい一戦だ。
そもそも、なぜスランプに陥ってしまったのだろうか。
早くから使われた牡馬のディープインパクト産駒は、3歳の秋以降にスランプになる傾向があるため、早熟だと指摘する声もある。2016年の日本ダービー2着馬サトノダイヤモンド、同3着馬ディーマジェスティもディープインパクト産駒であり、古馬になってG1どころか重賞レースでも苦しんでいた。
「藤沢和調教師は『ディープインパクト産駒は晩成』と語った。さらに続けて、『ディープインパクトの血は、体ができ上がる前から走ることに前向きなので、早く走らせると反動が出る』という貴重な見解を示している」(亀谷敬正 血統の教科書より)
著書によると2、3歳時のディープインパクト産駒は、体が能力に追いつかなくても走ってしまうようだ。また、3歳限定レースに能力を発揮するのは、米国色の強い繁殖牝馬との交配で生まれたディープインパクト産駒という亀谷氏の分析もあり、この辺りもマカヒキは合致する。
「岩田康騎手は毎年夏になると函館、札幌に参戦しており、昨年は重賞で2着2回、今年はすでに3着2回と、北海道で存在感を示しています。