前田篤哉(23=愛知)は、10Rで6枠ながら道中追い上げて3着だった。難水面の江戸川でも、果敢に握るレースは好感が持てる。「ペラをたたいて、前検よりも良くなっています。道中は握って回れたし、重さがなくなった」。相棒の31号機は近況の動きが良くないが、機歴以上の足に上積みができた。

前田は10月の桐生で初優勝を飾ると、続く多摩川でも優勝。来年1月からは初のA1級に昇格と充実している。「やることは変わっていないですけど、1つ優勝ができたことで気持ちが楽になりました。(優勝戦でも)緊張することがなくなりました」。メンタル面の成長が今の結果につながっている。今節も大暴れに期待したい。