中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA夏の新潟でアノ騎手が川田将雅をすべてにおいて圧倒! 関屋記念(G3)でも注目の存在に

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 東京オリンピックの影響により、小倉開催が先延ばしとなっていたため、新潟には人馬が殺到。例年以上に激しい争いが繰り広げられた。今週からは小倉開催がはじまり、新潟、札幌との3場開催となる。

 

 例年と大きな変化のなかった札幌開催とは異なり、リーディング上位騎手が小倉に分散することで、勢力図に大きな変化がありそうなのが新潟開催だ。今週から群雄割拠が濃厚な新潟開催だが、その前にここまでの成績を振り返っておきたい。

 

 以下は7月25日から始まった2回新潟の騎手リーディングである(敬称略)

 

1位 福永祐一 【9- 2- 4-14/29】勝率31.0%、連対率37.9%、複勝率51.7%
2位 幸英明 【5- 5- 3-35/48】勝率10.4%、連対率20.8%、複勝率27.1%
3位 川田将雅 【5- 4- 6-16/31】勝率16.1%、連対率29.0%、複勝率48.4%
4位 柴田大知 【4- 0- 3-31/38】勝率10.5%、連対率10.5%、複勝率18.4%


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前半こそ5勝と悪くなかった川田将雅騎手だったが、後半になって1番人気で8連敗を喫するなど大きく成績を落とした。2日の開催終了時には、リーディング争いでライバルのC.ルメール騎手が7勝を積み重ねたのに対してまさかの未勝利。4勝差から11勝差と大差がついてしまった。

 また、騎乗馬は平均1.9番人気と圧倒的な馬質を誇りながらも、この成績では不調といわれても仕方がないかもしれない。得意の小倉開催でどこまで巻き返して来るかに注目だ。

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これに対して、絶好調だったのが福永祐一騎手だ。川田騎手が5勝を挙げた際にも、これを上回る7勝。2日の札幌ではクイーンS(G3)のビーチサンバに騎乗したこともあり、新潟は不在ながらも川田騎手を圧倒した。

 上位人気だけでなく、5番人気や6番人気の穴馬でもしっかりと勝利を挙げている。騎乗馬も平均3.3番人気と後れを取りながらも勝率、連対率、複勝率すべてで川田騎手を上回ったのは特筆すべき活躍といえるだろう。

 幸英明騎手、柴田大知騎手は前記2人に対して大きく見劣りする馬質を考えるとかなりの好成績といえるだろう。積極的な位置取りからの抜け出しもあれば、差しも決めるなど、新潟の馬場傾向を把握していたことも好成績へと繋がった印象だ。

 これに対し、勝負弱さが目についたのは三浦皇成騎手と、岩田望来騎手の2人である。

三浦皇成 【1- 6- 4-33/44】勝率2.3%、連対率15.9%、複勝率25.0%
岩田望来 【2- 7- 2-39/50】勝率4.0%、連対率18.0%、複勝率22.0%

 乗鞍も多く、それなりに馬券圏内には来ているものの、2着と3着の多さは気になる。馬質的には幸騎手や柴田大騎手と平均人気で差がなかっただけに、詰めの甘さで勝利へ届かなかった可能性もあるかもしれない。

 種牡馬別成績においても札幌と新潟では大きな違いが見られた。


ロードカナロア   【6- 3- 2-33/44】勝率13.6%、連対率20.5%、複勝率25.0%
ディープインパクト 【5- 6- 2-44/57】勝率8.8%、連対率19.3%、複勝率22.8%
エピファネイア   【4- 3- 1-18/26】勝率15.4%、連対率26.9%、複勝率30.8%
キズナ       【4- 2- 2-21/29】勝率13.8%、連対率20.7%、複勝率27.6%
ハーツクライ    【2- 4- 4-34/44】勝率4.5%、連対率13.6%、複勝率22.7%

 

 札幌で好調だったハーツクライが新潟では大きく成績を落とし、これに対して不振だったロードカナロアディープインパクトが好成績をあげた。エピファネイアキズナは札幌同様、新潟でもライバル関係が続いている。

 

  

 

 ここまでの傾向は今週行われる関屋記念(G3)でも役に立ちそうだ。

 

 大きく浮上するのは福永騎手が騎乗予定のプリモシーンである。成績上位の幸騎手、川田騎手は小倉での騎乗を予定しており不在。父ディープインパクト種牡馬成績でもトップクラスだ。

 

 56キロのハンデは気になるが、今年の東京新聞杯(G3)で克服しているだけに大きな割引とはならないだろう。