中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA“過去のG1馬”が汚名返上必至!? セントウルS(G2)にG1馬2頭が参戦表明。今年ならではの「事情」で、近走不振も問題なしか

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 9月13日に阪神競馬場セントウルS(G2)が開催される。サマースプリントシリーズの最終戦だが、スプリンターズS(G1)の前哨戦という位置づけが大きいレースでもある。

 

 今年は安田記念(G1)の勝ち馬グランアレグリア、前年覇者のタワーオブロンドンが本番に直行予定だが、楽しみなレースであることに変わりはなさそうだ。

 

 26日、そんなセントウルSにセイウンコウセイが幸英明騎手、ミスターメロディが福永祐一騎手とそれぞれ出走することが明らかになった。G1馬2頭の参戦はレースを大いに盛り上げるだろう。

 

 2頭は17年と19年の高松宮記念(G1)勝ち馬で、ともにサマースプリントシリーズには参戦しておらず、スプリンターズSの叩きとしてセントウルSを使うことになる。

 

 だが、G1馬といえども、近走の不振は見逃せない。ミスターメロディは昨年の高松宮記念を勝利してから、4戦して1度も馬券に絡むことができていない。セイウンコウセイも同じく、昨年のCBC賞(G3)3着を最後に、7戦連続で馬券圏外に沈んでいる。

 

 いくらG1勝ちの実績があるとはいえ、最近の成績を見ると有力馬とは呼びづらいのが正直なところだ。スプリンターズS以前に、G2のセントウルSでも苦戦する可能性が大いにあるだろう。しかし、今年のセントウルSは2頭に味方しそうだ。

 

「例年、阪神開催のセントウルSですが、今年は中京競馬場で行われます。この2頭にとっては、それが参戦の決め手ではないでしょうか。セイウンコウセイは高松宮記念で1勝、2着1回、CBC賞の3着と中京コースを得意としています。また、ミスターメロディの重賞2勝はどちらも中京コースです。

 

もしかするとスプリンターズSよりも、得意な中京で行われるセントウルSに勝負気配があってもおかしくありませんね」(競馬記者)

 

 コース適性以外に、先週行われた2つの重賞の傾向も2頭の援護射撃となるかもしれない。

 

 小倉競馬場で行われた北九州記念(G3)は荒れるハンデ重賞で、意外な伏兵の台頭が目立つレースである。だが、今年の結果はトップハンデのレッドアンシェルが1着で、2着のモズスーパーフレア、3着のアウィルアウェイと、重賞勝ち馬がハンデをはねのけて上位を独占した。

 

 また、同日に札幌競馬場で行われた札幌記念(G2)はノームコア、ペルシアンナイト、ラッキーライラックの順で決着。G1馬3頭がしっかりと結果を残したのだった。

 

北九州記念はレッドアンシェルが8番人気、アウィルアウェイが10番人気、札幌記念ペルシアンナイトが6番人気と低評価でした。これは近走の成績不振が評価を下げた要因に考えられます。しかし、結果は重賞ウィナーが力を見せつけました。やはり、実績馬の能力の高さは素直に評価すべきということですね」(同)

 

 現時点では、出走メンバーが決まっていないため、セイウンコウセイとミスターメロディの人気がどうなるかはわからない。配当妙味は不明だが、異例の中京開催のセントウルSでは、2頭のG1馬を見くびらないほうがいいだろう。

 

 セントウルSはスプリントG1馬が格の違いを見せることになるのではないだろうか。