JRA武豊に嬉しい悩み!? 4歳牡馬「最後の希望」ワールドプレミアが待望の復帰! 秋の古馬G1でアノ馬を天秤にかけることに……
4歳世代に嬉しいニュースが届いた。
昨年の菊花賞馬であるワールドプレミア。古馬と初対戦となった有馬記念で3着に好走し、世代屈指の実力馬として4歳シーズンの活躍が期待されていた。しかし、体調が整わないことを理由に、目標としていた天皇賞・春(G1)を回避し、春全休となった。
それから次走の予定がなかなか決まらない状況が続いていたが、ついに復帰のメドが立ったようだ。菊花賞馬の復帰は、不振が続く4歳牡馬の最後の望みとなるかもしれない。
●4歳牡馬の主な芝G1成績
ヴェロックス 有馬記念8着
ダートではクリソベリルが世代交代を高らかに告げ、芝のG1では唯一、アドマイヤマーズが海外G1を勝利している。だが、国内に限定すると1頭も年上相手にG1を勝利することができていないのだ。その一方で、4歳牝馬はグランアレグリアが安田記念、クロノジェネシスが宝塚記念を勝利しており、牡馬と牝馬の間で格差が開いている。
そしてもう一つ注目されるのが、武豊騎手の動向だ。
当初、武豊騎手にとって今年の古馬G1のパートナーはワールドプレミアの予定だったが、同馬が休養に入ったことでお手馬不在になった。しかし、そこに騎乗依頼が舞い込んだのが、17年の菊花賞馬キセキだ。初めて手綱を取った天皇賞・春で、課題のゲート見事にクリア。次走の宝塚記念は2着に好走し、名コンビ誕生となった。
「もし2頭がバッティングしたら、デビューからすべてのレースでコンビを組んでいるワールドプレミアを選択する可能性が高いと思いますよ。同馬のオーナーである大塚亮一さんは、武豊騎手の熱烈なファンで有名なので、むげにできないはずです。
そうなった場合、キセキの鞍上がどうなるかも気になりますね。これまでM.デムーロ騎手、川田将雅騎手とトップジョッキーが乗り替わりとなるほど、クセの強さがある乗り難しい馬です。武豊騎手とのコンビはフィットしているだけに、こっちも見たいのが本音ですね」(競馬記者)