JRA武豊と1戦でコンビ解消のサトノルークス、小倉記念(G3)「川田将雅に乗り替わり」で思い出される9か月前の“悪夢”

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 16日(日)の小倉記念(G3)に、昨年の菊花賞2着馬サトノルークス(牡4歳、栗東池江泰寿厩舎)が出走する。

 

 菊花賞後に左前脚の膝を骨折し、7か月半の休み明けで臨んだ前走の鳴尾記念(G3)。久々と大外枠が堪えたのか、見せ場なく8着に敗れた。

 

「枠も厳しかったけど、反応が悪くて息遣いも良くないと感じた。叩いたことで次は上向くとは思う」と騎乗した武豊騎手のコメント通り、小倉記念は叩き2戦目で上積みは必至だ。

 

 鳴尾記念からは2か月以上間隔が空いたが、約1か月間、栗東坂路を中心にじっくり乗り込まれており、二走ボケの心配はないだろう。武騎手とのコンビを僅か1戦で解消し、今回は川田将雅騎手に手が戻るのもプラスになるはずだ。

 

「これまで川田騎手は2度サトノルークスに騎乗しています。初めてタッグを組んだのは2歳の年末。500万下(1勝クラス)の一戦で、1番人気に応える完勝でした。その後、3歳春は池添謙一騎手が3戦連続で手綱を取りましたが、昨秋に川田騎手と2度目のコンビを結成。川田騎手の好騎乗もあって、セントライト記念(G2)では8番人気ながら2着に食い込みました。このコンビは手が合っていると思いますよ」(競馬誌ライター)

 

 皐月賞14着、ダービー17着という結果から、評価が急落していたサトノルークス。川田騎手が菊花賞2着(鞍上は福永祐一騎手)への道筋をつくったといっても過言ではないだろう。

 

 川田騎手は、3度目のタッグで再びサトノルークスを上昇気流に乗せることはできるだろうか。

 

 しかし、JRA重賞レースで武豊騎手から川田騎手への乗り替わりといって思い出されるのが9か月前のあの出来事だ。

 

 昨年11月3日に、京都競馬場で行われたダート重賞・みやこS(G3)のことである。川田騎手はアメリカ遠征中の武豊騎手に替わってインティに代打騎乗した。

 

 川田騎手とインティのコンビは、スマハマ、リアンヴェリテとの先行争いに巻き込まれ、レースは1000m通過59秒という厳しい展開に。案の定、最後の直線で先行勢は次々と失速。インティは4コーナーで他馬とぶつかる不利もあって、勝った馬から3秒7差のブービーに終わった。川田騎手はレース後に、「残念な競馬になって、申し訳ないです」と謝罪のコメントを残した。

 

 テン乗りだったインティと3度目騎乗のサトノルークスへの乗り替わりは状況が全く違うのは確かだろう。しかし、重賞で武騎手からバトンを受けるのはあの時以来ということもあって、9か月前の悪夢はしっかり払拭しておきたいところだ。

 

 先週は新潟で11鞍に騎乗するも連対すら果たせなかった川田騎手。地元・佐賀に程近い小倉で気分も一新。相性抜群のサトノルークスとともに復活への道筋を描けるだろうか。