中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA吉田隼人「無傷」の真実。 衝撃「落馬事故」に垣間見られる成功の秘訣!?「史上3位」スピード記録は“不死身”の肉体の賜物か

 

 能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬であるという意味の格言である。これは競走馬においてのみならず、騎手においても当てはまるかもしれない。



 10日、新潟8Rでスペースクラフト(セン4歳、栗東松永幹夫厩舎)に騎乗した吉田隼人騎手はスタート後のポジション争いで落馬。騎乗馬が他馬に過敏に反応して、ラチに接触したことが原因である。

 

 馬場に投げ出された吉田隼騎手はラチの支柱に激突。脳震盪を起こして動けない状態になってしまった。

 

 関東所属騎手の落馬負傷といえば、戸崎圭太騎手、三浦皇成騎手、藤田菜七子騎手、松岡正海騎手などが、昨年から相次いで戦線離脱を余儀なくされた。ようやく松岡騎手も復帰間近というタイミングだけに、心配される落ち方だった。

 

「スペースクラフトは気性に難があってセン馬になっています。それでも競馬では折り合いを欠いたり、本気で走らなかったりと難しさがまだあります。今回の件は誰が悪いという感じではなく、馬の気性が大きいですね。

 

吉田隼騎手は支柱に激しくぶつかったので大怪我かと思いましたが、その後の診断ではなんと『無傷』。脳震盪から目覚めた後は何事もなかったように歩いて帰ったという話です。時間が経って違和感が出る事もあるので心配な面は残りますが……」(競馬記者)

 

 大事を取って日曜日の騎乗を見送った吉田隼騎手だが、来週からは通常通り騎乗するようだ。かなりヒドイ落ち方だっただけに、無傷というのは驚きである。

 

「これには新潟で騎乗していた他の騎手が『不死身なのか』と驚いていましたよ。パトロールビデオを見たところ、骨の1本や2本折れていてもおかしくない感じでした。臓器などの損傷も心配されるぐらいの事故でしたからね」(別の記者)

 

 2018年にJRA通算10000回騎乗を史上3番目のスピードで達成した吉田隼騎手。この偉業達成には信頼できる騎乗技術もさることながら、丈夫な体も大きく貢献しているはずだ。

 

 現在、吉田隼騎手は全国リーディング9位、関東リーディング3位と大活躍中。この裏には、ローカル開催で徹底的に勝ち星を挙げるという戦略がある。

 

 今年57勝を挙げているのだが、東京、中山、京都、阪神のメイン4場でわずか6勝しかしていない。このことからも、いかにローカル開催で勝ち星を積み上げているかが良くわかるだろう。 

 

それだけに先週から始まった新潟開催、11月から始まる福島開催は稼ぎどころ。このタイミングで長期離脱は避けたいはずだ。

 

 吉田隼騎手の活躍は、ローカルに照準を絞った戦略的な立ち回りと“不死身”と呼ばれるほどの丈夫な体に支えられていると言えるだろう。

 

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