中年太郎の競馬ニュースまとめ

ギャンブル速報&ニュースまとめの中から競馬関連を抜粋した内容のみ投稿をしていきます!

JRA馬主、JBCクラシック(G1)オメガパフューム惜敗の裏に第2の矢! 同コンビで挑む刺客に「勝負気配」……狙い馬は「週末」にあり!?

19tousupo_fuchuda-to
 3日、大井競馬場で行われたJBCクラシック(G1)は、1番人気のクリソベリルが圧倒的な力を見せつけ優勝した。

 

 15頭立てとなったレースでは、唯一の3歳馬ダノンファラオがハナを切り、昨年の覇者チュウワウィザードが外から2番手につける積極策。好スタートを切ったクリソベリルはそれらを見る形の3番手で進み、オメガパフュームも内枠を利してコーナーワークで内の4番手に位置取った。

 

 3コーナーで各馬のジョッキーが追い始める中、クリソベリルだけは軽く促がす程度で抜群の手応え。直線で追い始めたクリソベリルが一気に先頭に躍り出ると、チュウワウィザード、ダノンファラオは脱落する。終始内を回ったオメガパフュームも外に持ち出し追いすがるが、クリソベリルとの差は詰まらず。クリソベリルがオメガパフュームに2馬身半差をつけて快勝した。

 

19february_omegapafyu-mu01

 

 敗れたオメガパフュームは、2018年(京都開催)、2019年(浦和開催)に続き、またもや2着。大井競馬場では2018年、2019年の東京大賞典(G1)を連覇、2019年の帝王賞(G1)を制するなど抜群の相性を誇っているが、JBCクラシックでは勝利に届かなかった。

 

 オメガパフュームのオーナーは「オメガ」の冠名で有名な原禮子氏。冠名はないが、オークス(G1)を勝利したヌーヴォレコルトの馬主でもある。

 

 ヌーヴォレコルトの馬名意味が「新記録(伊)より」。実際に同オーナー所有馬の中で、当時の収得賞金記録を塗り替えた。その後、誕生したオメガパフュームが更に記録を更新するわけだが、その同世代にいるのがオメガラヴィサン(セ5歳、栗東・安田翔伍厩舎)だ。

 

 今週7日のノベンバーS(3勝クラス)に出走を予定しているが、前走の横山典弘騎手からM.デムーロ騎手に乗り替わり。オメガパフュームと同じ、原オーナー、安田翔厩舎、デムーロ騎手のコンビでレースに挑む。

 

 原オーナーの所有馬は、現3歳世代から関西馬は全て安田翔伍厩舎。同厩舎であるオメガラヴィサンへの期待も当然大きいだろう。

 

 準オープン初戦となった幕張S(3勝クラス)では、騎乗した武豊騎手が「4コーナーから内にササッてしまい、前に行く気がなかった。今日は全然走っていない」と気性面を指摘。次の春興S(3勝クラス)でも14着と惨敗したオメガラヴィサンは、裂蹄も重なり去勢手術へと踏み切った。

 

 1年4カ月の休養を経てターフへと戻ってきた本馬は、佐渡S(3勝クラス)3着、長岡S(3勝クラス)4着と好走。長岡Sで騎乗した横山典弘騎手も「長期休養明けの2戦目で、この暑い中よく走っていると思います」と、まだ本調子でないことを示唆している。

 

 今回は長期休養明け3戦目。オメガパフュームからは成績で大きく差を開けられたが、オメガラヴィサンも素質は十分にあるはずだ。

 

 あと1勝でオープン入りというところまで迫ったオメガラヴィサン。JBCで惜敗したオメガパフュームの鬱憤を晴らす、会心の勝利を期待したい。

 

Copyright © Business Journal All Rights Reserved.