中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA M.デムーロに「痛恨」カウンター!? JBCクラシック(G1)「どうしても負ける」クリソベリルに完敗は“パーフェクトな化け物”から2年越しの数奇な巡り合わせ……

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3日、大井競馬場で行われたJBCクラシック(G1)はクリソベリルが優勝。唯一の敗戦となったサウジCを除いて、国内では無敗という圧倒的な強さを見せつけた。

 

 次走は12月のチャンピオンズC(G1)を予定しており、来年はサウジCのリベンジが視野に入っている。国内最強ダート馬にとって、海外制圧が今後の目標となりそうだ。

 

 その一方、2番人気オメガパフューム(牡5歳、栗東・安田翔伍厩舎)は2年連続の2着に敗れた。

 

 昨年、浦和開催のJBCクラシックをわずかハナ差届かず2着に敗れたオメガパフューム。だが、今年は得意の大井開催ということでリベンジの期待が高まった。

 

 道中はクリソベリルを前に見る形でレースを進め、4コーナーから追い出しを開始。絶好の位置取り、仕掛けのタイミングと思われたが、直線で勝ち馬との差は縮まるどころか、2馬身半という決定的な差をつけられる完敗に終わった。

 

 レース後、M.デムーロ騎手は「残念でした。クリソベリルは化け物です」とコメント。続けて、「どうしても、どうしても負ける。馬は仕上げも良く、一番良い位置で競馬が進められました。今日は完璧に乗れました。ただ、相手が強かったです」と勝ち馬が強すぎたことを敗因に挙げるほどだった。

 

 まさにダート最強馬と呼べるクリソベリルだが、過去にデムーロ騎手が「化け物」と評したダート馬はもう1頭いる。

 

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 それは惜しまれながらも今年引退を迎えたルヴァンスレーヴだ。

 

 デムーロ騎手とのコンビでデビューから3連勝で全日本2歳優駿(G1)を制したルヴァンスレーヴ。内田博幸騎手とのコンビで挑んだ伏竜S(OP)は2着に敗れたものの、再びデムーロ騎手の手綱に戻ったユニコーンS(G3)を優勝。その後はジャパンダートダービー(G1)、南部杯(G1)、チャンピオンズCとG1・3連勝を飾り、2018年の最優秀ダート馬に輝いた。

 

全日本2歳優駿を制した際、デムーロ騎手は『(ケンタッキーダービーに)勝ちたいね。行きたいね』と話すほど、ルヴァンスレーヴを高く評価していました。しかし、4歳シーズンは脚部不安による長期休養を挟んで、5歳に復帰するもかつてのパフォーマンスを取り戻すことなく引退となりました。

 

これまでにオメガパフュームが大井で敗れた相手はルヴァンスレーヴとクリソベリルのみ。大井と抜群の相性を誇る同馬を破れるのは“化け物”だけということでしょうか」(競馬記者)



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 実際に、ルヴァンスレーヴが復帰する際に、『netkeiba.com』の連載コラム『Road to No.1』でデムーロ騎手は「ルヴァンスレーヴはパーフェクトな化け物」と復帰を喜んでいた。

 

 ちなみに、ルヴァンスレーヴが優勝したジャパンダートダービーで、2着に敗れたオメガパフュームの手綱を取ったのは川田将雅騎手。この時、「凄く良い内容で走ってくれましたし、直線も盛り返してくれました。勝った馬は着差以上に強かったです」とルヴァンスレーヴの強さを認めた。

 

 奇しくも、今年のJBCクラシックは立場が変わり、デムーロ騎手が川田騎手のクリソベリルを手放しで称えることとなった。

 

 「化け物」ルヴァンスレーヴは脚部不安に泣いたが、クリソベリルは今後いったいどのような活躍を見せるだろうか。

 

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