JRA紫苑S(G3)池添謙一「ダービーを獲れる器」とまで語った兄への思い……忘れられない「あのコンビ」が妹で復活!
兄をG1制覇へ導いた「あのコンビ」が妹で復活する。
鞍上は前走の内田博幸騎手に替わり、兄ブラストワンピースをGI勝利へ導いた池添騎手が手綱をとる。
次のフローラS(G2)では、内を突いたウインマリリンにクビ差届かずの2着。レース後、D.レーン騎手は「道中行きたがったせいか、直線伸び切れなかった」と敗因を分析。過敏に反応してしまう本馬の気性から、オークスの距離に疑問を抱いていたという。
レースでは、まずまずのスタートから3列目の好位を追走。道中は比較的落ち着いているようにも見えたが、直線で伸び切れずに8着と惨敗した。
オークスで騎乗した内田博騎手は「ゲートへ向かうまでのテンションが高かった。今の現状では、この距離は長いように感じる」と話しており、やはり気性面の幼さがアダとなった印象は拭えない。
陣営は「まだ気性の難しさは感じさせるけど、休養して良い筋肉がついた」と話しており、馬体重に関しても500㎏近くまで増えている様子。
紫苑の花言葉は「追憶」。
兄の主戦は川田騎手に譲る事となってしまったが、「ダービーを獲れる器」とまで語っていた池添騎手である。その忘れられない思いを、妹のホウオウピースフルでこのレースにぶつけてほしいところだ。