JRA武豊オヌールに「超大器」のウワサ!? 今年のディープインパクト産駒牝馬“最高峰”が間もなく登場も……全姉の走りに不穏な予感も
現時点で調教師リーディングの1位に君臨する矢作芳人調教師。今年はモズアスコットでフェブラリーS、コントレイルで牡馬クラシック3冠と、すでにG1・4勝を挙げており、その勢いは留まるところを知らない。このまま年間リーディングを獲得したいところだが、その矢作師をピッタリとマークしているのが、友道康夫調教師だ。
今年、友道師はキャリアハイを更新する勢いで勝利を挙げて、すでに43勝。管理馬の中に、矢作厩舎のコントレイルのような抜きん出た存在はいないものの、着実に勝ち星を積み重ねている。トップとは5勝差の2位に付けているだけに、これからの展開次第では逆転も十分考えられるだろう。
オヌールは、8日の阪神芝1800mへの出走を予定。友道師も管理するデゼルを引き合いに出しつつ、「姉よりも柔らかくディープっぽい。走ると思う」と高評価しているという。
武豊騎手はデゼルが勝利したデビュー戦について、『まだまだ。全然しっかりしていなかったですからね、仕上がっていないというか』と振り返った。だからこそ、秋のローズS(G2)での騎乗が楽しみだったそうだが、出遅れて後方からの競馬を強いられ、大外から伸びたものの4着に終わっている。
「武豊騎手はローズSのデゼルについて、ゲートを『出るのは上手じゃない』と明かし、さらに道中は『デビュー戦とは違って、ムキになった』そうで、かかったと話しています。また、後方からの競馬だったものの、『直線も長いので間に合うという気持ちで乗っていたが、思っているほど反応しなかった』と無念そうに語っていました。能力はあるので大きなところを狙えると話したものの、『走ったり、走らなかったりするタイプ』だといい、そして『完成が遅いのかな』と評しています。
その全妹であるオヌールも、デビュー戦こそ能力の高さで勝利するかもしれませんが、姉に晩成傾向が出ていることもあり、その後は案外伸び悩むこともあり得るでしょうね。もちろん、同じ血統だからといってすべてが同様になるとは限りませんが、不安は残ります」(競馬誌ライター)
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