JRAスマイルカナVS昨年レコード圧勝トロワゼトワルの“逃げ馬対決”が実現! 開幕週の中山で快速馬同士のスピード勝負に注目【京成杯AH(G3)展望】

17hanshin_keiba23-sam
 13日(日)、中山競馬場で行われるハンデ戦京成杯AH(G3)。上位人気が勝利する印象があるものの、馬券圏内に人気薄の馬が飛び込み、高額配当が飛び出すなど、程よく荒れるレースとしても知られる。

 

 今年も素質あふれる馬が集結したが、まず注目を集めているのはスマイルカナ(牝3、美浦高橋祥泰厩舎)だ。

 

 今年の桜花賞(G1)では9番人気だったものの、逃げて主導権を奪い3着と好走。距離が長かったオークス(G1)では16着と大敗を喫したが、サマーマイルシリーズ初戦の米子S(L)を古馬相手に優勝。3番手追走から勝負どころであがって先頭に立つと、2着に1馬身半差をつけて勝利を飾っている。

 

「前々走のオークスはさっぱりでしたが、これは適性距離ではなかったためでしょう。得意のマイル戦・米子Sでは古馬を一蹴して存在感を示しています。ハンデには恵まれていたものの、それを抜きにしても評価できる内容でした。

 

1週前追い切りは、美浦Wコースで5F65秒8、ラスト12秒2を馬なりで記録。主戦を務める柴田大知騎手も『競馬ラボ』に連載している自身のコラムで、『なかなか反応が良くて、夏場のリフレッシュ放牧が成長に結びついたという印象』と手応えを感じていました」(競馬誌ライター)

 

 中山競馬場では2戦2勝とコース適性も十分。サマーマイルシリーズ最終戦でも勝利を収め、夏のマイル王に輝くことができるのだろうか?

 

 昨年の王者トロワゼトワル(牝5、栗東安田隆行厩舎)は夏になり、徐々に調子を上げつつある。

 

 昨年は逃げて日本レコードを樹立する激走を披露し、重賞初制覇を達成。だがその後が続かず、ターコイズS(G3)16着、今年の阪神牝馬S(G2)15着と結果が出せなかった。

 

 しかし、ヴィクトリアマイル(G1)で三浦皇成騎手とコンビを組んでから復活。逃げて4着に入ると、中京記念(G3)では17着と大敗したものの、関屋記念(G3)では2着と好走している。

 

 飛躍のきっかけを掴んだここで、昨年同様の走りを見せたい。



19keisei_rufushutoro-mu01
 休み明けのルフトシュトローム(牡3、美浦堀宣行厩舎)は、古馬と初顔合わせを果たす。

 

 前走のNHKマイルC(G1)にD.レーン騎手で挑戦し5着。後方でじっくりと足を溜め、最後の直線では群を割って伸びたが、届かなかった。だが、勝ち馬ラウダシオンが2番手で進み、2着に逃げたレシステンシアが続くなど、典型的な前残りの展開ながら、後方から5着に入ったことは評価に値する。

 

 今回はニュージーランドT(G2)で勝利した際に騎乗していた石橋騎手に戻る予定。重賞2勝目を狙う。

 

 アンドラステ(牝4、栗東中内田充正厩舎)は重賞初制覇を狙う。

 

 今年に入ってパールS(3勝クラス)を勝利して、OPクラス入りを果たした。重賞初挑戦となったエプソムC(G3)では4着、関屋記念(G3)では3着と、勝利にまであと一歩のところで涙を飲んでいる。

 

 今回は岩田望来騎手からC.ルメール騎手に乗り替わる予定。2年連続4回目の札幌リーディングに輝き、勢いに乗る名手の手綱捌きに熱視線が送られる。

 

19oukashou_shigerupinkudaiya

 

 低迷脱却のきっかけを掴みたいシゲルピンクダイヤ(牝4、栗東渡辺薫彦厩舎)。

 

 昨年は和田竜二騎手を背に桜花賞(G1)で2着と好走。今年は飛躍が期待されたが、京都牝馬S(G3)は2番人気に支持されたものの7着。M.デムーロ騎手にスイッチした阪神牝馬S(G2)では4番人気ながら、16着とまさかの殿負け。人気を裏切り続けていた。

 

 だがヴィクトリアマイル(G1)から再度、和田竜騎手に手綱が戻ると6着と復調気配を感じさせる走りを見せた。ここで復活Vを果たし、森中蕃オーナーに芝の平地競走重賞初勝利をプレゼントすることができるか。

 

 これら以外にも、パラダイスS(L)を勝利したアルーシャ、中京記念(G3)3着エントシャイデン、安定感のある走りを見せるミッキーブリランテ、ダービー卿チャレンジ(G3)2着ボンセルヴィーソらがスタンバイ。虎視眈々と上位を狙う。

 

 京成杯AHを制してマイル戦線に名乗りを挙げるのはどの馬になるのだろうか。発走は13日15時45分からだ。