中年太郎の競馬ニュースまとめ

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JRA武豊VS藤田菜七子&俳優・陣内孝則! 菜七子ナルハヤ逃げを4戦3勝上がり馬のユタカが猛追?【クイーンS(G3)展望】

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8月2日(日)に札幌競馬場で行われるクイーンS(G3)。過去10年の勝ち馬のうち1~2番人気が8勝と比較的堅い決着で決まる傾向のレースだ。今年は4歳牝馬の2頭が人気を集めるだろう。

 

 重賞2勝の実績を誇るコントラチェック(牝4歳、美浦藤沢和雄厩舎)。前走のヴィクトリアマイル(G1)には、武豊騎手がテン乗りで挑んだが、8番人気で14着に惨敗した。今回は、過去10戦中7戦でコンビを組むC.ルメール騎手に手綱が戻り、確勝を期す。

 

 コントラチェックの特徴は、逃げた時の強さと、逃げられなかった時の脆さだ。逃げた時は4戦4勝で、2着馬につけたタイム差は順に1秒2、0秒5、0秒4、0秒3。ハナを奪いさえすれば、危なげなく逃げ切る力を持っている。

 

 一方で逃げられなかった時の成績は「0-1-1-4」。4度の着外は重賞が舞台で、すべてで1秒5以上の差をつけられる大敗を喫している。札幌競馬場は、1コーナーまでの直線距離が185mと短いため内枠を引き当て、ハナを主張したいところだろう。

 

 2歳時には、今回と同じコースで2着に1秒2差をつける圧勝経験があり、洋芝は歓迎。ルメール騎手が無理をしてでも逃げの手を打てば、高い確率で重賞3勝目を手にできそうだ。

 

 コントラチェックと同世代のフェアリーポルカ(牝4歳、栗東西村真幸厩舎)は重賞2連勝中と勢いに乗る。

 

 2走前の中山牝馬S(G3、1800m)は52kgの軽ハンデにも恵まれ、力のいる不良馬場を中団前目から差し切り勝ち。良馬場で行われた前走の福島牝馬S(G3、1800m)は、後方待機から上がり最速の脚を繰り出し、重賞2連勝を決めた。馬場も展開も異なる中での連勝は価値も高い。

 

 3歳時にはオークス(G1)と秋華賞(G1)に出走したが、いずれも16着と大敗。ただし、G1での2レースを除けば、「4-1-1-2」。8戦して掲示板を外しておらず、G3なら好勝負は必至だろう。

 

 前走後は、ヴィクトリアマイル(G1)を敢えて回避。より条件が合う秋の大舞台(エリザベス女王杯、G1)を目指すとみられる。その選択が正しかったことを証明するためにも負けられない一戦となる。


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 4歳牝馬の2頭を追うのが、昨年の2着馬、スカーレットカラー(牝5歳、栗東高橋亮厩舎)だ。

 

 昨年は、夏から秋にかけて急激に力をつけ、エリザベス女王杯では上位人気(4番人気、結果は7着)の一角を占めた。その後は有馬記念(G1)にも挑戦(結果は15着)。前走のヴィクトリアマイルはこの馬にとって不向きな高速決着となり、見せ場なく15着に敗れた。

 

 ただし、この馬もG2、G3では4戦連続馬券圏内と堅実。距離もベストの1800mに戻り、昨年と同じだけの末脚を繰り出すことができれば、重賞2勝目も視界に入ってくる。コントラチェックがハイペースで飛ばせば、展開も向きそうだ。



他には、昨年3着のカリビアンゴールド(牝6歳、栗東鮫島一歩厩舎)が藤岡康太騎手と、昨秋以降4戦3勝の上がり馬サムシングジャスト(牝4歳、栗東松田国英厩舎)が武豊騎手とのコンビで出走を予定している。

 

 俳優の陣内孝則氏が所有するナルハヤ(牝6歳、栗東梅田智之厩舎)と、3勝クラスを勝ちあがったばかりのタガノアスワド(牝6歳、栗東五十嵐忠男厩舎)の逃げ馬2頭もレース展開のカギを握りそうだ。

 

 秋の大舞台を目指し、勝ち名乗りをあげるのはどの馬だろうか。クイーンSは8月2日、札幌競馬場で15時35分発走予定だ。